追想〜蟷螂の斧〜
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す。先程の衝撃波からある程度は予想出来ていたが、やはり高周波ブレードか。高周波ブレードとは超高速での振動を続けることで物体の分子構造そのものを切り裂く刃である。一部のMobしか持っておらず、防御力を無視することが出来る凶悪な能力だ。
「ちっ!」
クラディールは瞬時にナイフを仕舞い、光剣を抜く。実体剣では、蟷螂のブレードによって一瞬で断ち切られるのが落ちだ。オレンジ色の刀身を振り被り、雷光の速度で振り下ろされる。ジュッ!と何かが焼けるような音がして、蟷螂の刃と激しく鍔競り合いを繰り広げる。
「ぐ、ぐわぁ!」
数秒は何とか持ちこたえたものの、為す術なく吹っ飛ばされる。床に転がったところを頭部を狙ってブレードを降り下ろす。「うおお!」と転がってかわす。
「おい!どうにかならないのかよ!?」
「ドローンなら、必ずどこかに動力核(コア)があるはずよ!それを捜して!」
クラディールは、致死の刃をかわしながらも必死で目を走らせる。
「くっそ・・・・・・・何処だ・・・・・・・!」
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