旧校舎のディアボロス
第02話
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り火の玉を躱した。そのまま翼を使い空中に留まる。
「貴様、魔法使いだったのか。なるほど、だから結界に入ることが出来たわけだ。するとそこに転がっているのはお前の契約悪魔と言う事か」
契約悪魔?イッセーが悪魔だという事か?・・・なるほど、大体状況が読めてきた。イッセーが悪魔だとすると悪魔を殺そうとするのは天使か堕天使の関係者。黒い翼なのだからこの男は堕天使だろう。だからイッセーの命を狙った。
更に推測するのなら、この男と天野夕麻の気配は同じモノと言うことは天野も堕天使で何らかの理由でイッセーを狙ったのだろう。最悪殺した。その痕跡を消すために記憶を消す術を使ったのだろう。その状況から助けてくれたのは学園のグレモリー先輩か誰かだろう。確か、悪魔には人間を悪魔に転生させる方法があるそうだからそれを使ってイッセーを悪魔にした。というところか。
「ふん。魔法使いであることには驚いたが、そこの下級なはぐれを契約悪魔に選んでいるような奴だ。大したことあるまい」
堕天使の男が下級だのはぐれだの言っているが、そんなことどうでもいい。イッセーの意識がぎりぎりでいつ死んでもおかしくない状況だ。早く治療しないとやばいがそのためにはこの男をどうにかしないといけない。
初の実戦がこんなやばい状況だとは。
「はぐれもろとも死ねぇ!」
光の槍を握り男が向かってくる。腹をくくるために杖を強く握ったその時。
ドォォン!
横から赤黒い何かが飛んでくるとそれは男に命中する。
俺は飛んできた方に目を向けるとそこには
「その子たちに触れないでちょうだい」
リアス・グレモリーが男に向けて手をかざして立っていた。
「その紅の髪・・・そうか、ここはグレモリーの管轄か」
「リアス・グレモリーよ。堕ちた天使さん?そっちの子は私の眷属なの。手を出したら容赦しないわ」
そう言うとグレモリー先輩から魔力があふれ出た。
「ふふっ・・・今日の非礼は詫びよう。だが、放し飼いにしていると私のようなものが狩ってしまう恐れがある。気を付けることだ」
「忠告痛み入るわ」
「わが名はドーナシーク。再び合間見えないことを願おう」
そう言い残すとドーナシークは空に消えていく。
公園には俺と倒れているイッセー、そしてグレモリー先輩だけとなった。
「・・・助けていただきありがとうございます」
「ええ」
礼を言うがそれでも警戒を解くことをしない。先ほどの会話から先輩はイッセーの味方である可能性は十分あるが万が一ということもある。
「・・・単刀直入に聞きます。先輩はイッセーの敵ですか?味方ですか?」
「味方よ」
俺が質問をすると間髪入れずに返ってきた。これなら大丈夫だろう。
俺は警戒を解いてイッセーの治療をする。
「ファースト
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