第0章 転生世界のチャイルドドラゴン
第3話 龍王との出会い
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の》を薙ぎ払い、幾多もの魔物を屠り去った、あのこの世で最強の闘技の真の姿を、もう一度この眼に焼き付けたい。そんな阿呆らしい望みが、どうしても捨てきれぬのじゃよ」
リンドブルムの言葉に俺は切実なまでの思いを感じた。そこまでリンドブルムはその闘技を思っているんだと。
「それにの。あの男が心血を注いで作り出した技術をこのまま誰にも伝えず闇に葬ってしまうのは悲しい。受け継いでくれる者が欲しいと思うのもある。お主ならば、この力を間違った方向には使わぬであろうと、思っておるしの」
「それは…どうして?」
そう訊くとリンドブルムは俺の目をじいっと見つめた。
「目じゃよ。お主はとても澄んだ目をしておる。純粋で真っ直ぐ。そして自分の信念のためなら如何なるものも恐れぬ意思を感じる。それもお主を選んだ理由じゃよ」
ニッと笑うリンドブルムの言葉に顔が熱くなるのを感じて逸らしてしまった。
「それにお主とて、自分の力を制御する方法を知っておいた方が何かと都合が良いじゃろう?わしならば微力ながらその手伝いが出来ると思うが?」
―――ッ!!その言葉にハッとする俺。確かにリンドブルムの言うとおりかもしれない。
『それには俺も賛成だ。ドラゴンの力については、ドラゴンに教えを乞うのが一番だからな』
ドライグも賛同してくれる。そうだな。だったら、答えは一つだ。
「わかったよ、リンドブルム。あんたの望みを叶えられるかどうか分からないけど、俺もこの力をちゃんと使いこなしたい。この力で俺の大切なものを守るために。だから俺に力を貸してくれ!!」
「うむ!!その心意気、天晴れなり!!やはりわしの目に狂いはなかった。今代の赤龍帝はナリは小さくとも見事な信念をもっておる。良き宿主に巡り合えたな、ドライグよ!」
『ああ。俺もそう思う』
「では今日よりお主はわしの弟子だ。わしの修行は厳しいぞ。後悔するなよ?」
「はいっ!よろしくお願いします、師匠!!」
こうして、俺は伝説のドラゴン、リンドブルムに弟子入りすることになった。
余談
「ところでお主、さっきから気になっておったのじゃが、可愛らしい見た目の割に随分と男勝りな性格じゃの?」
「あの師匠、男勝りも何も……俺は男です」
「なぬぅっ!?」
ドラゴンにまで間違われるって……とほほ。
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