暁 〜小説投稿サイト〜
とある碧空の暴風族(ストームライダー)
常盤台中学襲撃事件
Trick35_信乃にーちゃんは何してるのよ!
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だと考えていた。
そう、ある波長の電撃を弾いて反らせる能力、木山春見達と同じだ。

「木山先生と同じ能力なら問題ないわね」

一度目を閉じ、イメージをして、それに合わせて演算をする。

「くらいなさい!!!」

飛びだしたのは七色の電撃。

それが今までと同じように駆動鎧に向かって突き進む。

「ぐぎゃあああああぁ!?」

だが結果だけは違った。いや、この前と同じだった。7色の電撃の3色は弾かれても
残りの4色が容赦なく男に襲いかかる。

そして大量の電撃が止むと黒い煙を上げた。

 ボスン

軌道よりのベルト部分にあった装置、体電撃使いの装備は爆竹程度の音を立る。
そして、駆動鎧が大きな音を立てて床に倒れた。

「な、なにが!? どうなって「あんたもくらいなさい!!!」 ぐらぴっ!?」

教室の生徒に銃を向けていたもう一人の男も同じ技で床に沈める。

「よかったわよ、電撃を弾いて反らす能力で。
 絶縁だったら切りつけた後に電気出さないと行けなくて面倒臭いと思ったのよね。

 痛ッ!?」

御坂は微かな頭痛を感じて頭を押さえた。

信乃に言われて使った時は、簡単にできてそれほど苦痛はなかった。
しかし、なぜか今は能力を酷使したとき特有の頭痛がある。

「もしかして信乃にーちゃんに言われてからイメージしたから成功しやすかった?
 どうなってるのよ、まったく。

 それに信乃にーちゃんは何してるのよ! 早く解決しなさいよ!!」

不在を知らされていない御坂は、怒りの矛先を勝手に信乃に向けて叫んだ。



つづく

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