暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D 〜聖人少女と腐った蛇と一途な赤龍帝〜
第3章 さらば聖剣泥棒コカビエル
第52話 終わりと始まり
[12/15]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
ピッドリィ》を振らずとも、蹴りだけで彼女を吹き飛ばすことだって出来る。

「はぁっ!」

 更にイリナは1人で斬りかかってくるけど、彼女の擬態の聖剣(エクスカリバー・ミミック)なら天閃の聖剣(エクスカリバー・ラピッドリィ)でも充分に受け止められる。それどころか私は擬態の聖剣(エクスカリバー・ミミック)を受けた状態から更に天閃の聖剣(エクスカリバー・ラピッドリィ)を振るい、腕力だけでイリナを吹き飛ばした。

「きゃあっ!?」

 ゼノヴィアとは別の方向に吹き飛ぶイリナ。そこで私は体勢を立て直したゼノヴィアに向けて駆け出す。今度はこっちが攻める番!

「くっ!?」

 私の斬撃を受けるゼノヴィア。私の斬撃は決して重いものじゃないから簡単に受け止められた。しかしながら私の持ち味はスピード。そこからさらに連続斬りを見舞う。その結果ゼノヴィアは防戦一方へ。おまけに私の剣ばかりに意識が行っちゃってるもんだから隙だらけ。そんなんだから

「がはぁっ!?」

 同じ場所に2度も蹴りを喰らうのよ。ゼノヴィアはまたしても蹴りを、それも回し蹴りを喰らい、再び吹き飛んでいく。私は更に追撃しようとして……

「お願い火織ちゃん! こんなことやめて!!」

 イリナが叫びつつそんなことを言ってきた。

「なんで!? どうしてこんなことをするの!? 昔は一緒に教会にお祈りに行ったことだってあったのに……なのになんで主に逆らうようなこと…………!!」

その言葉に私は天閃の聖剣(エクスカリバー・ラピッドリィ)を下げ、呆れたようにイリナに言う。

「私からしたら、あなた達の方がよっぽど神に背いてると思うけど……」

 その瞬間、ゼノヴィアの怒気が膨れ上がった。

「貴様、それは一体どういう意味だ」

「言葉通りの意味よ。そこにいるアーシアの件だってそう。 あなた達、ちゃんと自分たちが何をしているか、何をすべきか考えたことある?」

「な、何を言ってるの火織ちゃん? アーシアさんは悪魔を治しちゃったんだから、異端の烙印を押されるのは当然で……」

「そこがおかしいって言ってるのよ。一般の信徒はともかく、裏の事情まで知ってるあなた達はアーシアの力の正体は知ってるわよね?」

「それはもちろん……」

神器(セイクリッドギア)……だろ?」

 怪訝そうに答える2人。はぁ、ここまで言っても気付かないか。

「そう、神器(セイクリッドギア)よ。そして、いい? よく聞きなさい。彼女の持つ神器(セイクリッドギア)聖母の微笑(トワイライト・ヒーリング)。人間のみならず悪魔や堕天使でも癒やすことが出来る力。そしてそれを作ったのはあなた達が崇拝する神なのよ?」

「「っ!?」」

 そこでよう
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ