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導かれし漆黒の翼
粉砕する者
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SPICAに代わっていた。
  らしくないミスだ。 戦場から数日離れていただけで完全になまっていたのだから、笑い話だ。
(久々の実践か。 本気でやらないと........................死ぬだけだ!)
  身体中に血液が流れる感覚とともにスイッチを入れ替えると、今まで詰まっていたパイプが開通し、待っていたのか、かなりの量の脳内麻薬が分泌され、至る所に効果を発揮する。
  こっちの準備が完了したと同時に、それを待っていたかのようにパルヴァライザーはこちらを向き、戦闘体制をとっていた。
  時の流れが遅く感じ、無意識に呼吸系が荒く感じるが脳内麻薬がそれを消し去り、脳内をクリアーにしていく。
  パルヴァライザーが放った爆発音がゴングを鳴らした。
  エヴァンジェは前に、 俺は上に避ける。
  エヴァンジェはそのタイミングでハンガーユニットからレーザーライフルのLR-81M KRSWに変更する。
  ハンガーユニットシステムとは、従来のACではバックウェポンシステムが主流なのだが、キャノン系の肩の武装は、強化人間と呼ばれる人種でないと衝撃が強過ぎるためと、複雑な計算が必要なため、大多数がミサイルやロケット、レーダーが主流だったが、IS誕生後社会は10m以上の機動兵器よりもISのようなパワードスーツ系を望んでいるため、複雑かつ一部の武装は真人間には使えないバックウェポンシステムよりも、ハンガーと呼ばれる武器固定ハンガーをつけるだけのハンガーユニットシステムが採用された。 それによってACは10mから8mにまで小型化に成功し、さらにエクステンションやインサイドもショルダーユニットに一括にすることで、最高4mまで小型化に成功した。 それをAC(アーマードコア)ではなく、HAC(ハイエンドアーマードコア)と名前を変えた。
  それはレイヴンであったエヴァンジェも例外ではない。 全てのレイヴンはHACに乗り換え、そして新標準パーツはゴツイや速さがないと不評で、過去のパーツを全部最新仕様に変更せざる負えなかった。 しかし、一部では新標準を使用したりしている者もおり、俺もその中の一人だ。
  話を戻すと、エヴァンジェはチャージ時間が短いKRSWをチャージを開始し、フルチャージの状態でエネルギーを放出される。 やはりそれは急加速(QB)で避けられてしまう。 俺もCANOPUSを撃ち始める。 弾は有限で尚且つ弾薬費も掛かるが、背中武装とSIRIUSを
 パージしてる時点で既に(資金的にも)危ないが、気にしないでおく。
  がしかし、戦っていると改めて思う。 奴(パルヴァライザー)の異常性が。 ただのリンクス風情だったら、今頃は蒸発していてもおかしくなく、完全に落ちているのだが、奴は違った。 二機の攻撃をよけつつ、エヴァンジェのオ
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