第二十六話 ベルリンの炎
[3/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
機動力を持っていた。
『なッ!?』
ムラサメが持ち前の機動力を生かし、MAへと変形し距離を取ろうとした。しかし、初速の機動力では変形してから加速するムラサメよりも、瞬間的に最高速に達せれるネオのウィンダムの方が上だった。
平行に真上に張り付く様に同一線上で移動する。
「その機体でも最速に達するには時間が掛かるだろう?」
真上からビームライフルに貫かれる。
『イケヤァァ―――!?』
僅かな時間でパイロットとしての技量が高い二機のムラサメをあっさりと撃ち落とした。三機のパイロットの一人であるゴウは相手の技量の高さに驚愕せざる得ない。
『下がれ!そいつはエースだ!』
バルトフェルドがチューンされていないムラサメを駆り、ネオのウィンダムに立ちふさがる。
「今度は君が相手をしてくれるのかい?」
ウィンダムのビームサーベルの切っ先がムラサメのシールドによって防がれ、ムラサメのビームサーベルもウィンダムのシールドで防がれる。
『やるねぇ、この機体じゃ……分が悪いかな?』
チューンされていないノーマルのムラサメではバルトフェルドの要求する性能を発揮してくれない。自分のムラサメが大破してなければと思うが、無いものねだりしても仕方がない。そう思いつつ、シールドを吹き飛ばすように動かし、距離を取る。ビームライフルを両者が放ちながら戦っていく。
『地上だからって性能が低いなんて思ってるんじゃねえぞ!』
一方でアビスもアークエンジェルに対して猛攻を仕掛けていた。
『バリアント照準、ウォンバット起動、一番から四番、てェッ―――!!』
一気にミサイルが連続して放たれる。しかし、アビスは地上でありながら水陸両用の機体だということを感じさせないほど軽快に移動し、ミサイルを迎撃、或いは回避していく。逆にバラエーナ改2連装ビーム砲や四門の連装砲、カリドゥス、三連装ビーム砲などによって反撃していた。
『くうゥッ!?被害状況を!』
『左舷被弾、バリアントも二番が破壊されました!』
そうやってアークエンジェルとアビスが死闘を繰り広げている間、フリーダムとデストロイの戦闘も続く。しかし、その様子は戦闘というよりは一方的な攻撃といえた。接近を許さないデストロイ。そして、そのデストロイには射撃戦に対し、VPS装甲、TP装甲、Iフィールドといった絶大な防御力が存在している。結果、デストロイが一方的に攻撃するのみだ。
『変形しただって!?』
フリーダムもなんとかデストロイに近づこうと画策していると、スティングはフリーダムなどの少数の機体に狙いを定め、デストロイをMS形態に変形させる。正面の火力が増し、一気に火力で押し潰す気なのだろう。
『なんて大きさだ!?』
『食らいなッ!
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ