襲来
[6/6]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
ているようだ。だがそこでアリーナのスピーカーから大音量で箒の声が響いた。
「一夏ぁ!! 男ならそれぐらいの敵に勝たなくてなんとする!!」
するとその声に反応したように、黒いISが箒の方を向いた。さらにその手に搭載されてるビーム砲で箒に狙いを定め始めた。
「箒!」
一夏が動いた瞬間、黒いISからビームが放たれた。
だがそのビームが向かう方向は箒ではなく、鈴音だった。そう黒いISはフェイントをかけたのだ。
完全に隙を疲れた鈴音は回避運動を取ることができず、その場に立ち尽くす。
一夏もそれを何とか防ごうと追いすがるが、既に遅かった。
ビームは既に鈴音の直前にまで迫っており、もはや回避することも防御することも不可能だった。
……クソ!!あと少しなのにとどかねぇ!!
内心で毒づく一夏の顔は絶望に歪む。そしてビームが当たる、かと思いきや、そのビームは何者かによってはじかれた。
そこにいたのは、
「ふぅ……あぶねぇあぶねぇ。間一髪だったな」
無理やりに脱色した金色の髪をたなびかせ、まるで夜の空のような藍色のIS『夜天月』を纏った響だった。
彼女はにやりと笑うと、
「さぁて、久しぶりの喧嘩だ。せいぜい楽しませてくれよ?」
と不適に告げた。
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ