一番最初のお話
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やっとのこさ中学受験との戦い(実際受験した高校の競争率が1を切っていたので受験勉強というものを12月頃にはほったらかしにしていたのである)と中途半端な不良(中途半端な不良とは先生に怒られるのが怖いから髪の毛を襟足だけ染めてばれないようにしたり、集団でしか行動のできない人達のことである。集団だとベラベラ喋りおるが一人だと途端にコミュ障になるやからの事だ。もちろん俺はそんな輩じゃない)との付き合いが終わって晴れて高校生となったのである。この校門を通ると晴れて俺は高校生だ。
校門を過ぎて第一体育館と対になっている校舎の正面トビラに貼り付けられている紙に目を通す。自分のクラスと出席番号の確認のためだ。
「1年5組の…10番か。」
1組から9組まであったクラスでど真ん中に当たるとは思ってなかったので驚いたとかそういうものはなかった(そもそもこの高校は体育科クラスがあって1組と4組はまずありえなかったのである。まぁ、そんなことはどうだったっていいのだが。
ちなみにうちの中学からこの高校に来たのは俺一人だ。それはなぜかというとこの高校は部活が盛んだ。という所で決めた。決して俺以外の友達の学力が高くてそれについていけなかった訳ではない。決して自分の学力が低かったわけではない。)
「まぁでも一人でも上手くいくだろ。」
そう思いながら指定されたクラスに足を運んでいく。一人が嫌いな訳ではない。これは本当だ。
そして指定されたクラスの前まで足を運んだ。少し緊張する。そして扉を開ける。
色とりどりの制服が眼前に広がる。同じ中学校の友達同士らしき者は
「同じクラスになれてよかったな!」
などといって談笑している。それ以外の人達は適当に席に座って携帯をいじったり窓から外を眺めていたり寝ていたりしている。(初日から寝るなよ。)
と心の中でツッコミを入れながら空いている席に座る。
クラスが人数分集まり、少々時間が経つとチャイムが鳴り出し、このクラスの担任らしきものが扉を開けて入ってくる。
そんな教師を頬杖しながら見る。
「今日からこのクラスの担任になる小明 正明だ。これから年間よろしくな。」
と言い黒板に名前を書く小明先生。
「えー、これからお前らには自己紹介をしてもらう。一人30秒だ。まず名前と出身中学校、これは絶対にな。じゃあまず出席番号順に席に座ってもらうから。」
と言い黒板に座席表を書いてそのとおりに動く。
「よし、じゃあ1番の相川から!どうぞ!」と言いニヤニヤする小明
それから自己紹介が続きとうとう自分の番までやってくる
「---9番 河野絢香です―――」
とうとうきてしまった
「10番の湖山 光之です。出身中学校は山並中学校で部活はソフトテニス部でした。えっと、高校では硬式テニス部に入ろうかと思ってます。よろしくお願いします〜。30秒経
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