死んだ街
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「いや、今のところ彼女の提案が一番だろう。音はあの装甲車一台だけだ。周りのものは音を出さなければいい。ただそれだけの話だ」
「なるほど、じゃあ、こうしましょう。高城夫妻は車両の左側、右側は俺と先輩で行きましょう。百合子さんは武器ありますか?」
「あいにく、自分の銃は弾切れだわ。高茂くんの商品を貸してもらえるかしら?」
「ええ。良いっすよ。ストライカーの中から好きなのを持って行ってください。まぁ、選択は限定されるでしょうけど」
そう言いつつ四人はそれぞれの武器を用意する。
四人の武器
高茂:ククリナイフ×2・M870
冴子:村田刀・M92F
荘一郎:虎徹
百合子:M92F×2(サイレンサー付き)・サバイバルナイフ
ストライカーには運転に松戸さん、重機関銃の操作を琴魅ちゃんに任せてある。彼女のパソコンに直接繋いだのだ
「さて、全員用意はよろしいかな?」
高茂が言うと全員が頷く
「よっしゃ、行こう」
そう言って全員で警察署に向かう
〜大通り〜
大通りでは装甲車の音に引き付けられ奴らがやって来る。装甲車に近づいたやつだけ攻撃するようにしている。左側にいる高城夫妻は確認できなかったが、奴らの首が飛ぶのを時々見ているので大丈夫なのだろう
「ほれ」
高茂も付近に来た奴らの首を切る。噴水みたいに鮮血が飛んでいく。そして、その場に倒れる。冴子の方を見ると勢いよく奴らを切っていく。
(すげーあんな簡単に切れるんだ。)
そんなことを思いながら付近のやつらを切っていく。が、突然、冴子の動きが止まった
「先輩・・・・・?」
突然動きが止まったことが気になり、奴らを倒しながら近づく
「・・・・・・・子供?」
冴子の前には子供の奴らがいた冴子の顔は驚いたようなないやらの混ざった顔だった。動きも完全に止まっていた。
「って止まってる場合じゃない!先輩!なぁに止まってるんですか!?」
が、隆茂が声をかけても冴子は動かなかった。その間にも子供の奴らが冴子を食おうとしていた。
「ちぃ!!」
そう言って冴子の前に出てその子供ら二向けM870をぶっぱなす
ドォン!
一発の鈍い音が辺りに響く。それにより、奴らがこちらに反応してしまった。
「ちっくしょ!作戦失敗だ!先輩こっちです!」
「あ・・・・・」
冴子の手を引きながら近くに見つけた路地裏に入る。奴らも高茂たちを追いかけていった。突然のことにストライカーでも対応できなかった。そこで琴魅が無線で呼びかける
「高茂さん!どうしたんですか!?」
「ショットガンを使わざるを得なかった!とりあえず、俺らは奴らをかわしてから行く!先に警察署に行ってくれ!」
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