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Cross story The end of world...
名も無きプロローグ

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逢魔が刻(午後6時)


それは古来より現世と『異界』――黄泉の国など――を繋ぐ時刻とされる。
また、よく学校や病院等で囁かれる『怪異』の類いに『階段』にまつわる話があるのは、階段や扉など空間と空間を隔てる『仕切り』の向こうは『異界』と繋がっているとされるからだ。
類似品に現代の怪奇現象現場の代表格『トンネル』などがある。

まあ、所詮は迷信。
そのような怪異に出会うのは環境ホルモンが脳に干渉し見せる幻の類いが主な原因だ。心理状態が関係している事もあるだろう。

では、その常識に『きっかけ』を与えてみたらどうだろうか?

例えばその『世界』でのルールを、秩序を、歪めた―――あるいはそうなったかもしれなかった『異能』を持った者達が、何の因果かは分からないが交わってしまった、とか。

普通は大きな力は互いに衝突し、交わる事はできない。
でも、『もし』だったらあるかもしれない。



これはそんな『異能』を持った『異端者』達が邂逅してしまった、『終わった』後の話―――――
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