第二十五話 前哨戦
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ンダムを倒させてもらうとしよう!」
クラウの乗る機体のベースとなった機体、ガルバルディαを操縦するアレックがウィンダム部隊に突撃する。ガルバルディβもそうだったが、このガルバルディシリーズは軽量化によって機動力を確保しており、更にゲルググシュトゥッツァーが使用した試作型フライトユニットのデータを参考にし、後部のスラスターを改良することによって空戦能力を手に入れていた。
「行くぞ!」
自らの正々堂々と戦う潔癖さを持つ彼の高潔な精神性を表すかのように、白に塗装されたガルバルディαはランスにも似たビームソードを堂々と抜きつつ、右手に持つビームライフルで敵を貫いていく。
しかし、高潔さや正々堂々などといった精神とはかけ離れたファントムペインはウィンダムを次々と移動させ、囲い込むように敵を倒そうとする。更には上から攻撃を仕掛けることで移動中に通ることとなった町にすら被害が及んでいく。
「貴様等ッ、自分達が守るべき町の住人すら撃つとはどういう了見だ!」
ビームソードで一機のウィンダムをコックピットごと刺し貫き、次々と敵を落としていく。
『宇宙の化物が高潔な精神なんてもん持ってるわけないだろ!』
『コーディネーター風情が人間の真似してるんじゃないよ!』
次々と攻撃してくるウィンダム部隊。そんな中、攻撃を躱していると突然地上からも攻撃を受ける。直前にシールドで防いだものの、攻撃を仕掛けてきたのはダガーLによるドッペルホルンによる砲撃だった。味方がいることにも構わず攻撃を続けるダガーL。
「こいつら、味方ごと攻撃しようというのか!?」
連合の余りの非道な行動の連続にアレックは思わず呻く。だが、それに気を取られてしまいウィンダムの一機が攻撃し、シールドを持った腕を切り裂いた。
「しまった!?」
『死ねッ―――!コーディネーターァッ!!』
そのままドッペルホルンの砲撃を受け、体勢を崩したガルバルディαを狙って斬りつけて来るウィンダム。回避は間に合わない。最早これまでか、そう思ったアレック。しかし―――
『私の様に美しい存在はこういった良いタイミングで現れるものなのだよ』
突如横合いから放たれたニードルミサイルによってウィンダムは撃墜される。そちらの方向を見てみると、ゴールデンカラーの機体が現れていた。
「ルドルフの奴か!」
『なんだ、あのMS?』
『金色だと?戦場に来ておいてふざけてやがるのか!』
連合側も突然の金色の機体の登場に呆れる様子を見せるがルドルフは余裕の表情を見せながら言い放つ。
『君達には戦いへの美学が欠けている。住民や味方ごと撃とうなど、やはりナチュラルは醜いな。本当に美しい戦い方というものを見せてあげよう』
一気に突撃する金色のMS。ウ
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