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IS 〈インフィニット・ストラトス〉×トリコ 食を探求する夏の毒!
女神と炎覇龍 父の役目
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なく生き返る。レオンハルトは喉から手が出るほど欲しかったが、それを断った
「何故です?」
「たった一人の娘を幸せに出来ずに、自分の欲の為にそのデータを貰い受けるなんて事、私には出来ないよ・・・。人間の屑の私には・・・ノイエルがシャルロットに非人道的な事をしているのにも拘らず私はそれを無視し続けてきた、そんな私にそこまでして貰う価値は無いよ。その代わりといっては何だが、頼みは聞いてくれないか?」
「頼み?」
「このビルの地下に私の妻、嫌、シャルロットの母親のエレーナがいる。彼女はノイエルの策略でギリギリ生きている状態なんだ。彼女をIGOの設備で治療して、シャルロットにあわせて欲しいだ。そして、二人を平和に暮らさせて欲しいんだ・・・それが私の願いだ」
レオンハルトは床に座って、頭を床にくっつけるほど頭を上げる土下座をして一夏と優奈に頼み込む。
「・・・シャルロットから逃げるって事か」
「・・・どの道、私を許してなどくれまい・・・。エレーナは素晴らしい女性だ、彼女が居ればシャルロットは立派に育つ。私は要らないんだ」
その言葉に一夏は怒りの感じたのか、レオンハルトを胸倉を掴みあげてそのまま殴った。レオンハルトは壁に叩きつけられ、自分を殴った一夏を凝視する。
「い、一夏君・・・」
「確かにな、子供なんて母親が居れば育つわな。でもな、父親が居なくて立派な子供が育つとは思えないな。母親が子供を育てるのなら、誰が子供が良い事をした時にめいいっぱい褒めてやるんだ?悪い事をした時に誰がしっかり叱ってやるんだ?」
「一夏・・・」
一夏には両親が居なかった、小さい時は千冬が親代わりだった。そして今では自分の修行をつけてくれた一龍が親父代わりだった。だから知っている、子供には父親と母親が必要なんだと
「あんたがシャルロットに悪い事をしたなら心から謝罪してやれよ、そのまま姿を消すよりシャルロットは喜ぶぜ」
「・・・そうだろうか・・・」
「ああ、俺はそう思うぜ」
「そうか・・・」
レオンハルトは立ち上がって一夏と優奈の前に立って頭を下げて頼んだ。
「・・・先程のお願いを訂正させて下さい。私とエレーナ、シャルロットが3人揃って暮らせるように手伝いをして頂けませんでしょうか?」
「「勿論さ」」
この後、ノイエル・デュノアは逮捕され、刑務所送りとなった。デュノア社はIGONEOの傘下に入り、一夏より譲り受けた第3世代を元に息を吹き返した。
シャルロットの母親のエレーナはIGONEOの医療施設へと移送させてそこで十分な治療を受ける事となった。レオンハルトはシャルロットに謝罪する為に近々来日する事を決めた。
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