暁 〜小説投稿サイト〜
とある碧空の暴風族(ストームライダー)
常盤台中学襲撃事件
Trick34_おかげで私は(汗で)ぐっしょりよ
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いくらなんでも大げさすぎると思って気にしなかった。



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「あ、あの西折さん! 今日の放課後はお時間はありますか!?
 よろしければ新しくできたお店に行こうと思うのですけどご一緒に行きませんか!?」

佐天達が噂していた同時刻の常盤台中学校。
場所は人気のない、移動授業でしか使わない音楽室前。

信乃は一人の見知らぬ女子生徒からお誘いを受けていた。
見知らぬといっても常盤台中学の制服を着ているので、ここの生徒だろうが
信乃には一度も面識がない。

「・・・・・誘ってくださってありがとうございます。

 これは私の自惚れかもしれませんが、一応質問させてください。
 そのお誘いは“友人”としてお近づきになるために言っているのですか?
 それとも“異性”としてお近づきになるために言っているのですか?」

「えええっと////////////」

(・・・この反応は“異性”としてか)

信乃はため息をつき

「申し訳ありません。今日の放課後の予定はありませんが、
 そのお誘いを断らせていただきます」

「あ・・」

少女が何かを言う前に信乃は立ち去って行った。



・・・・・・

・・・・・

・・・・

・・・

・・




午前中もまだ終わらない校舎の修復作業と、修理個所の点検で学校中を回り、
昼食休憩前に屋上、青空の下で弁当を広げていた。

「まったく、アレ以降に周りの反応が変わり過ぎだろ」

深いため息と共にぼやいた。憂鬱な気分のせいで箸は全く動かしていなかった。

修理を始めた直後、常盤台の女生徒達はほとんど信乃に話しかけてこなかった。

修理の邪魔をしてはいけない、女性しかいない空間にいる男性への拒絶、等々の
様々な理由があっただろう。

話しかけるのは知り合いの御坂と白井、水着撮影会のあとには湾内と泡浮が
少し話しかけるくらいだった。(婚后が話しかけた場合は信乃が無視をした)

その他の生徒でも礼儀正しい一部の生徒がすれ違いざまに挨拶をするくらい。
(ただしあちら側の挨拶は『ごきげんよう』である)

だが、常盤台襲撃事件の後、信乃は頻繁に声をかけられてるようになった。

どんな能力なのか、どこの学校なのかと興味本位で聞いてくる学生はまだいい。

適当に能力の事を誤魔化し、学校がボディーガード養成をしているから強いのだと
言えば満足して帰ってくれる。

問題はさっきみたいに告白、または異性としてのお誘いをしてくる学生たちだ。
残念ながら自分は恋愛には興味を持てない。

彼女たちのお誘いにも全く何も思わな
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