―決闘は誰の為に―
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づかず……
その後、亮がどう考えてデュエルをしているかは知らない。
神様じゃないんだ、人がどう思っているかなんて分からないからな……
「勝たせてもらうぞ!リバースカード、オープン!《DNA改造手術》!フィールド場のモンスターを全て、《機械族》とする!」
ワンハンドレット・アイ・ドラゴン
ドラゴン族→機械族
「ヒャーッハッハッ!それがどうしたよカイザー!そんなことしてもよォ……な、何ィ!」
高田の狂った高笑いと同時に、ワンハンドレット・アイ・ドラゴンが、プロト・サイバー・ドラゴンと共に、渦に吸い込まれていく……
この現象は……俺はあまり使わないが……まさしく。
「融合だと!?」
融合モンスター、おジャマ・キングを使う万丈目が驚きの声を上げる。
「現れろ!《キメラテック・フォートレス・ドラゴン》!」
キメラテック・フォートレス・ドラゴン
ATK0
DEF0
プロト・サイバー・ドラゴンと、ワンハンドレット・アイ・ドラゴンが消えたところから現れたのは、本体から首が二本出てきた機械の龍。
キメラテック・オーバー・ドラゴンに似ているが、少し違う。
「このカードは、自分フィールド場のサイバー・ドラゴンと、フィールド場の機械族モンスターを融合することで特殊召喚が出来る……融合の魔法カードは必要としないがな。」
「チィッ……ワンハンドレット・アイ・ドラゴンは、効果破壊されない筈ッ…!」
「効果破壊ではない。融合だ。」
確かに、ワンハンドレット・アイ・ドラゴンを破壊することはほとんど不可能に近い。
だが、融合素材にすれば、そんなことは関係がない。
サイバー流を使う、亮にしか出来ない手段だが。
「すっげえ融合だぜ!頑張れカイザー!」
同じく、融合を主軸にしたデッキの使い手である十代の声援を受け、亮はフッと笑う。
「キメラテック・フォートレス・ドラゴンの元々の攻撃力は、融合に使用したモンスター×1000ポイントとなる!」
キメラテック・フォートレス・ドラゴン
ATK0→2000
高田の残りライフは、2400。
削りきれはしないが、大ダメージを与えられる。
「キメラテック・フォートレス・ドラゴンで、プレイヤーにダイレクトアタック!エヴォリューション・レザルト・アーティレリー!」
サイバー・ツイン・ドラゴンと同じように、二対の首から一本ずつ光弾が放たれだが……高田に届くことは無く、代わりに、空中に現れた戦士(今は機械だが)を撃ち落とした。
「墓地のネクロ・ガードナーの効果を発動ォ!このカードを除外し、相手モンスターの攻撃を無効にするッ!」
恐らく、凡人の施しの時に墓地に落としたのだろう。
「カードを一
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