第三十七話 少年期S
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く凛としたもので、緊張感がこちらにも伝わってくる。なんだかすごく神秘的で、目がそらせない。
なんだかここまで成り行きでごったごただったことだけど、今俺はかなり貴重な瞬間を体験することができるんだ。そう思うと、なんだか胸がいっぱいになる思いだった。
「吾は乞う、巨漢たる者、蹂躙せし者よ。その胸に宿りし心を我は信じ、我が言の葉に応えよ」
『ブオォ!』
リトスの言葉に、ミノさんも喉を鳴らし返す。俺たちも息を殺しながら、2人の契りを見守る。契約の言葉は粛々と進み、そして最後の一節を迎えた。
「我が命を持って、我が力となれ。…………『ぎゅうにく』よ!」
『ブルォォ…………ブオォォォーーー!?』
……あ、こいつ食う気だ。この場にいた全員の心が一致した。
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