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遊戯王GX−音速の機械戦士−
−機械少女VS……?−
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「あァ…そういや、言ってなかったな。…クククッ…言ってなかったといえば、さっき、インフェルニティ・デストロイヤーの効果を最初に言うのを忘れた。そのせいで、天上院明日香に無駄な希望を味あわせてしまったなァ…クハッ!ハハハハハハハッ!」

響き渡る高田の哄笑に、俺の中の何かがキレた。

「テメェ…」

「おっと…そんな怖い顔をするなよ…まあ、見ていろ。これが敗者の罰だ…」

明日香の身体が、ズブズブと床に…いや、黒い泡に沈んでいく。

「くっ!」

俺と三沢の二人で、なんとか助けようとするが…二人じゃ、とても力が足りない。

そしてそのまま…明日香は、黒い泡に沈んでいってしまった…

「…明日、香…」


「ヒャーッハッハッハッ!」

絶望する俺の声と、何かに耐えるように目を瞑る三沢に、高田の高笑いが木霊する。

「俺とっ…俺とデュエルしろ!高田ァッ!」

感情に任せ、デュエルディスクを構える。

「落ち着け遊矢!」

「これが落ち着いていられるか!一刻も早く、あいつを倒して、明日香を助けだす!」

三沢の忠告にも耳を貸さず、デュエルディスクを構える俺を、高田は冷ややかな目で見ていた。

「断る。…お前を相手にするのは、次の次。もう一人を闇に送ってからだ。…何故かって、その方が復讐っぽいだろ?」

「ふざけんな!復讐するなら俺だけを狙え!」

俺の言葉を無視して、高田は廃寮の奥に歩いていく。

「それじゃ、また明日ってなァ?ヒャーッハッハッハァッ!」

そのまま、高田の姿は闇に消えていった…

「くっそぉぉっ!!」

知らず知らずの内に、俺は床に拳を打ちつけていた。

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