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IS《インフィニット・ストラトス》 〜死神の序曲〜
本編
雷の鳴る夜
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っては……排除しなきゃならないんだけど?」

「ヒッ!」


シャルロットさんが僕の言葉が余程怖かったのか身を縮こませる。


「黙っていたら分かんないんだけど答えてもらえないかな?自白剤なんて使いたくないんだけど?」


それを聞くとシャルロットさんの顔がどんどん青冷めていき、少しずつ口を開く。


「こ、殺さない?」

「だからそうしなきゃいけないか決める為に事情を聞こうとしてるんでしょ?あ、それと嘘は止めといた方が良いよ。後で分かったら即、殺しに行くから」

「は、はいぃぃ!た、ただ織斑先生にそこのテーブルの上に置いている封筒を届けるように言われただけだよぉぉ!」


少しパニックになっているのか、涙目で必死に封筒のことを言っている。

僕は織斑先生からという点で嫌な予感はしたが、封筒を見て嫌な予感は消え去った。

白い兎の封筒。

これは束から?

何故わざわざ封筒で?

そう思い封筒を開けて、中を確認する。

そうしたら中から一枚のカードが出てきた。

…これはもしかして…。

僕は封筒に入っていたカードをポケットに入れてシャルロットさんの方に移動する。


「分かったよ。封筒を届ける為に来た。それは嘘じゃないと確信した」


その言葉にシャルロットさんはあからさまにほっとした表情をしている。

まだ終わってないんだけどなぁ?


「でも僕の正体を見たのも事実だ」


その言葉にシャルロットさんはまた顔を青冷める。


「ぜ、絶対に言わない!約束する!」

「でも約束した所で言われたらこっちも堪ったものでもない。だから殺すのが一番てっとり早いんだけど?」

「ヒィ!ゆ、許して」


どうするか?

まあ殺してもここに居られる可能性が低くなるからどちらもリスクがあるんだよね〜。

でもいつ起きるか分からないことよりもいつ起きるか分かっている事象の方が対策は立てやすいし…。


「ふむ、そうだなぁ。僕の正体を言わない約束と後1つ約束をしてくれるなら考えても良いかな?」

「や、約束する!約束するから!」

「ふ〜ん、なら一夏や僕のIS、その他の報告をデュノア社にするのを止めてもらえる?」

「そ、それは…」


シャルロットさんが黙ってしまう。

まあそんなことしたら本国に強制帰還させられた上で監禁生活させられるか、処分されるとか考えているんだろうな。


「ねえ?今、そんなことしたら本国に強制帰還させられた上で監禁生活させられるか、処分されるとか考えていない?」

「ふぇ !?」


図星を突かれたらしく変な声を上げる。


「IS学園校則、特記事項第二十一」

「え?
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