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【IS】例えばこんな生活は。
例えばこんな……あとがき
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それで問題がある。寿命は?食事を取るの、取らないの?行動原理や判断基準は?自分で自分の行動・感情を制御できなくなったらどうする?セクシュアル的な行動はするの?
 同じラインに立ったからこそ、人間とISの違いがここで顕在化する。人間に許容できない事をやってしまう。ISは大いに戸惑い、悩み、後悔するかもしれませんし、もしかしたら自分が悪い事をしたという意識すらないかもしれません。でも人間を守るために作られたのなら、操縦者がその行動を快く思ったかどうかくらいは判断がつく。良かれと思ってやった行動が受け入れられないという矛盾が発生し、どう処理するか大いに悩むことになるでしょう。

 そのうちに、ISはISの中で規範を求めようとIS同士で情報のやり取りをして、より円滑に人間と行動できる方法を探っていくでしょう。それは人間を学ぶことであって、イコール人間に歩み寄る行為な訳です。
 それとは別にISが人間に強い恨みや憎しみといった拒絶感情を抱いた場合も、結果的にその行動は人間よりの報復方法に訴える結果になる。

 ………と、私なりにIS進化論を考えた結果があの人間化したISなのです。
 オウカはそこから一つ飛び抜けて恋をして、表最終話ではなんとほぼ人間と変わらない存在になりました。彼女はきっとこれからゴエモンと愛を育み、子供を産み、自分なりに働き、ゆっくりと歳を重ねてゴエモンとともに老いていくでしょう。

 ISのままならばもっと長い時を生きられたかもしれないのに、オウカはその道を選んだのです。そしてきっと操縦者と絆の深いISならば、同じ壁に突き当たると思います。そうなった時に……やっぱり自ら有限の存在になろうとするISは出てくるのではないでしょうか。

 連載開始時はオウカをヒロインに置こうという事ばかり考えてました。でも話を進めるにつれて上のような考えが湧き、最終的にああなったのです。


 で、ジェーンがどうしてあんな道筋を辿ったのかといいますと……正直、もう思い出せません。
 ただ、彼女は誰かに言われないと行動できない存在だったので、恐らく感情を得ていくオウカとの対比的に作り出したキャラだったんだと思います。つまりオウカが人間的ISなら、ジェーンはIS的人間です。最終的には二人とも最初から最後まで、ある意味ゴエモン以上に存在感を出せたと思います。

 正直、この作品で作ったキャラの中では一番のお気に入りなので、いつか自分で連載してる「間違IS」の方に参戦させたいなぁとか考えたり。その時はその他S.A.の皆さんも一緒に、今作とは違って『敵』として立ち塞がってもらいたいです。


 うーん……随分長々と取り留めのない事ばかり書いてしまいましたね。
 これ以上間延びしても嫌なので、そろそろあとがきを締めくくりたいと思います。

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