暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはStrikerS-King Seong clone of another-
休日 アラート
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は何がいい?」

「え?い、いいよ私達も出すから」

 なのはが立ち上がろうとするものの、聖は軽めにデコピンを放つ。

「男なめんな、それぐらい奢れねぇと男が廃るってもんだ」

「じゃあ……私はイチゴが入ってるやつで、フェイトちゃんは?」

「……カスタードがいいかな」

「りょーかい、じゃあ行ってくる」

 二人の注文を聞くと聖はクレープを買いに向かった。

 聖が行ってすぐ後、なのは自分のおでこをに触れると、嬉しそうに微笑を浮かべていた。それを見ていたフェイトは物ほしそうな瞳で、

「……いいなぁ……」

 とつぶやいていた。




 数分後、二人は戻ってきた聖と共にクレープを食べていた、するとフェイトが。

「ねぇ聖、私の食べてみる?」

「くれるのは嬉しいけど……嫌じゃねーのか?男が口つけたやつなんて」

「大丈夫!だから……あーん」

 言いながらフェイトはクレープを向けてくる、その目がなかなかの気迫だったので聖が口を開けた瞬間。

「んが!?」

 勢いよくクレープが突っ込まれた。聖が噛み切ったのをフェイトが確認すると、彼女はクレープを聖の口から抜き取った。

「おいしい聖?」

 聞かれてはいるものの、その瞳には光がともっていなかった。

「お、おう」

 あまりの恐ろしさから空返事しかできない聖だが、ふとその聖の肩をなのはが叩いた。恐る恐る聖が後ろを振り向くと、

「聖君♪」

 こちらもクレープを構えたなのはがとてもいい笑顔で待ち構えていた。だがその後ろに黒いナニカがちらついているのは気のせいだろうか。

 仕方なく聖が口を開けると、先ほどのフェイト以上の速度でクレープが口に突っ込まれた。

 ……もうやだこの子達。

 内心で二人の行動にげんなりする聖だが、結局二人から逃れられることはできなかった。



 精神的にも削られた状態で、聖がうなだれていると急にキャロからの全体通信が入った。どうやらエリオと歩いていたところ、マンホールから女の子が出てきたらしい。しかもその女の子はレリックと思しきものも所持していたらしい。

 それを聞いた三人は互いに頷きあうと、ショッピングモールを飛び出すと、グリフィスに市街飛行許可を申請してもらい、一気に現場に飛び立った。

「はやて!今どんな状況だ?」

「今のとこヴァイス君にヘリ出してもろて、シャマルを向かわせとるから大丈夫や――」

 そこまで聞こえたところで、ルキノから焦った声で全体通信が入った。

「た、大変です!只今市街地上空と地下水路に大量のガジェット反応です!」

「ガジェットってことは狙いは、エリオたちが保護したその子のレリックか……」

 …
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