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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第115話】
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、そのペンダントとペアリングを手に取った。


「ヒルト、決めたのか?」

「あぁ、ペンダントとペアリングに決めたよ――悪いな皆、付き合わせちゃって」

「ううん、僕なら大丈夫だよ?」

「えぇ、わたくしで良ければいつでも言ってくださいな。付き合いますので――ところでヒルトさん、少し聞いてもよろしくて?」


そう自身の胸に手を当てて訊いてきたセシリア。


「何だセシリア?」

「その……ヒルトさんが今欲しいものって、何でしょうか?」

「それは私も気になっていた。――嫁の誕生日でもあるのだ、何か形に残るものを私も贈りたい」

「そうだよね。――ヒルト、何か欲しいものってある?」

「……欲しいものか…これと言ってそんなに物欲無いんだよな、俺――でも、くれるなら俺は何でも嬉しいよ?流石に石ころをプレゼントとかだとどうしていいかわからなくなるからそれは勘弁な。――あ、店の外で待ってて良いぞ?会計済ませたら直ぐに合流するから」

「わかりました、では外で待ってますわね?」

「うん、皆と待ってるよ」

「わかった。私も待つとしよう」


そう俺は三人に言うや、三人とも店を出たので俺はレジへ向かった。

――その途中で、シルバーブレスレットを見つけたので足が止まる。


……そういや、シャルは何にも言わなかったがセシリアやラウラが合流した結果二人で出掛けるって状況じゃなくなったよな……一夏も途中入ってきたし。

――ちなみに一夏は鈴音に拉致された…午後も俺たちと合流しようとしていたのだが鈴音が――。


『アンタ、今日はアタシの買い物に付き合うって言ったじゃん!だから付き合いなさいよ!』

『いや、でもせっかくヒルトと合流――』

『人の恋路を邪魔するやつは、馬に蹴られて死になさいよっ!!』


――等と言いながら無理やり腕を引っ張って一夏を連れていってたな。

まあ、セシリアやラウラが合流したが……ってか、シャルばかり贔屓にするつもりじゃないが今日の詫びも兼ねてこれをプレゼントするかな……。

そう思ってシルバーブレスレットも手に取り、レジで会計を済ませると個別に袋に分けてもらって店を後にする。



「お待たせ。――さて、行くか」

「む?ヒルト、これから何処に向かうというのだ?」


ラウラが訊いてくるので、俺は答える――。


「実はな、シャルにケーキと紅茶を奢るって言ってたからな――セシリアもラウラも居ることだし、せっかくだから二人も来るか?」


そう言うと、セシリアとラウラの表情がぱぁっと明るくなり、一方のシャルはぶすっと頬を膨らませて顔を背けた。


「え、えぇ!是非ともお供させていただきますわ!」


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