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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第115話】
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そんな風に言い、頬を膨らませてジト目で睨むセシリア――。


「まあそう言うなよセシリア。ほら、色白モチモチほっぺつつくぞ?」

「〜〜〜〜!!」


そう言い、ほっぺをつつく仕草をするとセシリアの顔は真っ赤に染まった。

そんなセシリアを、内心可愛いなと思っていると今度はラウラが――。


「ヒルト、二人ばかりズルいぞ。私にも平等に相手をしろ」

「……んじゃ、なでなでしてあげよう」

「なっ……!?――むぅ……何だか子供扱いされてる気がするのだが」


よしよしと、さらさらの銀髪を撫でるようにラウラの頭を撫でると、若干膨れながら見上げるラウラだがその表情は困りつつも、なでなでしてくれる手が心地良いといったような嬉しさ8、困り具合2といった感じだった。

なでなでするのをやめると、若干名残惜しそうにラウラが俺の手を見るのだが――俺は柔らかな笑みをラウラに返しただけで視線をアクセサリーが陳列されている棚に向けた。

――適当にアクセサリーを見ていく――と、ペアリングを見つけたのでおもむろにそれを手に取ると――。


「……ヒルトさん、もしかしてそれは未来さんに贈るのかしら?」

「……そうなのヒルト?僕はペアリングよりも、こっちの方が未来さんに似合うと思うんだけどなぁ」

「ヒルト、浮気は許さんぞ」


……と、何やら三人から黒いオーラが見えるのは気のせいではないだろう。

ラウラ何か、出会った頃に戻ったかのような鋭い目付きで見ているため何事かと思ってしまう。


「……美冬にと思っただけだよ、兄妹で同じのが無いなって思ったからな。――それに、未来はペアリング何か受け取らないさ」



そう言うと何故かホッと胸を撫で下ろす三人。


「美冬さんにでしたら、わたくしは構いませんわよ?」

「うん、兄妹で双子なんだし、同じものを持っててもおかしくないしね?」

「うむ、私にとっても美冬は義妹だからな。ペアリングは許可しよう」


――何の許可でいつの間に義妹になったんだよ、ラウラ。

気づいたら付き合ってましたの【オペレーション・ナシクズシ】が何か発令される気がしなくもない、周りから崩していっていつの間にかラウラと俺が付き合っているという事実を周りが周知するという――何かの本で、そんなのがあった気がする。



とりあえず美冬にはペアリングを選んだ――後は未来だが……。

そう思い、再度陳列されている棚に視線を移し、ゆっくり眺めていくと――。


「……これにするか」


選んだのはシンプルなペンダントで、スライドすると中に写真を入れられるやつだ。

――未来なら家族の写真を入れるだろう。



そう思い
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