暁 〜小説投稿サイト〜
ヴァルハラ
宝剣探し

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俺達は、宝剣があるという遺跡に行くために森の中を歩いていた
「なあ、その遺跡ってのはどんなところなんだ?」
と俺は共に歩いているヴァルキリーの少女・・・シロンに尋ねた
「神々の宝を収納した遺跡で、中は迷宮になってるんですよ」
とシロンと答えた
なるほど、迷宮か・・・
「ちなみに、神々の宝ってのはどんなのなんだ?」
「まあ、色々ですよ、宝石だった武器だったり、ちなみに宝剣もその宝の一つです」
まあ、宝剣て言うくらいだからな、しかも神々の宝の一つか、期待できそうだ!
・・・しかし
「なあ、その遺跡に危険は無いのか?」
そう、そんなすごいところなら侵入者対策のトラップなんかがあってもおかしくない、いやむしろ無い方がおかしい
「んー、確か・・・」
やはり何かあるようだ
「確か、強力なモンスターが複数いるくらいですね」
それを聞いた瞬間俺は我が耳を疑った
・・・・え?コイツ今何て言った?俺の聞き間違いだろうそうに違いない
「ゴメン、もう一回言ってくれ」
と尋ねる俺
シロンは「もー、ちゃんと聞いてください」と可愛いらしく文句を言ってから
「だから、強力なモンスターが複数いるんですよ」
と言った
あ、やっぱり聞き間違い・・・・じゃなかった!!
「めちゃくちゃ危ないじゃん!!俺なんて一瞬で胃袋の中だよ!!宝探しツアーから胃袋探検ツアーに早変わりだよ!!」
と俺が言うと
「大丈夫ですよ!マスターは私が命に代えても守ってみせますから!!」
とシロンは満面の笑みで言った
俺、勇者なのに・・・男なのに・・・女の子にこんなこと言われるなんて・・・何て情けないんだ俺!!
「つーか、お前戦えんの?」
「もちろんですよ!私はマスターをお守りするために生まれたんですから!」
「そうですか・・・」
まあ、覇王って言う化け物を倒すのが勇者(おれ)の役目だからな、その従者であるヴァルキリーが弱いはずがない、そして俺はそのヴァルキリーより弱い、まったくあまりにも情けなさに涙が出てくるよ・・・



俺達の目の前にあるでかいボロボロの遺跡
「此処がその遺跡か?」
「はい」
不気味だな・・・どこからかモンスターの鳴き声のようなものが聴こえる
俺はシロンの顔を横目に見た、表情からして彼女も緊張しているんだう
「よし、行くぞ」
「はい」
俺達は、この時きずいていなかった、誰かがこちらをみていることを・・・
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