決戦へ〜
[2/6]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
「よっ、と・・・」
片手で這い上がり、愛依を引き上げる。
「愛依、平気か?」
「な、なんとか・・・」
愛依は立ち上がり、辺りを見渡す。
「・・・みんなとはぐれちゃったな」
「あいつらなら多分無事だろ。とにかく、先へ進もうぜ」
魔物を倒しながら進んでいく。
「あのさ、咲」
「ん?」
「アタシ・・・ヴァンを倒したら、椿のとこに行くよ」
「・・・そうか」
「うん。・・・止めたり、しない?」
「しないよ。愛依がやりたいようにやればいい。だけど、約束は守れよ」
「約束・・・うん、そうだね。まずは迷惑をかけたりした人にちゃんと謝って・・・」
「ああ」
「償えること全部償ったら・・・椿を連れて咲達と暮らす」
「・・・おっし。それでよし」
『オイラも愛依さんの味方ッスよ』
「ありがとう、リパル。アタシ、咲やリパル・・・撫子や黒羽とも友達になれてよかった・・・」
「友達じゃなくてだなぁ・・・」
『家族ッスよね』
「てめ、人の台詞取るんじゃねえよ!」
「あはは!」
下に降りていくにつれ、どんどん強大な力が近づくのが分かる。
「・・・」
愛依が腕を抑えて震え出す。
「愛依・・・」
「いる・・・近くに、恐い何かが・・・いる」
「・・・きっとヴァンだな。・・・愛依、準備はいいか?」
「当然。・・・ちょっと怖いけどね」
「リパル使うか?」
『確かに、愛依さんならオイラは扱えるッスけど・・・』
「・・・ううん。これで、いい」
愛依が偃月刀を取り出す。
「・・・わかった。リパル、お前もやれるな?」
『何時でもOKッス!』
「それじゃあ・・・行くぜ!」
俺達は光る床に乗り、転送される。
「・・・どうやら、一番乗りじゃないみたいだな」
目の前にはヴァンだけではなく、ルークとティアがいた。
「・・・何故お前がここにいる?ここに来るのは私と共に秩序を生み出すべきアッシュ・・・」
ヴァンが振り返る。
「ルーク・被験者だ。私の邪魔をするな、レプリカ風情が」
「・・・っ!だったら・・・だったら何で俺を作った!俺は誰で、なんの為に生まれたっていうんだ!」
ルークが叫ぶが、ヴァンは嘲笑うかのように言う。
「何かの為に生まれなければ生きられないというのか?だからお前
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ