暁 〜小説投稿サイト〜
真似と開閉と世界旅行
決戦へ〜
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「よっ、と・・・」

片手で這い上がり、愛依を引き上げる。

「愛依、平気か?」

「な、なんとか・・・」


愛依は立ち上がり、辺りを見渡す。

「・・・みんなとはぐれちゃったな」

「あいつらなら多分無事だろ。とにかく、先へ進もうぜ」

魔物を倒しながら進んでいく。

「あのさ、咲」

「ん?」

「アタシ・・・ヴァンを倒したら、椿のとこに行くよ」

「・・・そうか」

「うん。・・・止めたり、しない?」

「しないよ。愛依がやりたいようにやればいい。だけど、約束は守れよ」

「約束・・・うん、そうだね。まずは迷惑をかけたりした人にちゃんと謝って・・・」

「ああ」

「償えること全部償ったら・・・椿を連れて咲達と暮らす」

「・・・おっし。それでよし」

『オイラも愛依さんの味方ッスよ』

「ありがとう、リパル。アタシ、咲やリパル・・・撫子や黒羽とも友達になれてよかった・・・」

「友達じゃなくてだなぁ・・・」

『家族ッスよね』

「てめ、人の台詞取るんじゃねえよ!」

「あはは!」



下に降りていくにつれ、どんどん強大な力が近づくのが分かる。

「・・・」

愛依が腕を抑えて震え出す。

「愛依・・・」

「いる・・・近くに、恐い何かが・・・いる」

「・・・きっとヴァンだな。・・・愛依、準備はいいか?」

「当然。・・・ちょっと怖いけどね」

「リパル使うか?」

『確かに、愛依さんならオイラは扱えるッスけど・・・』

「・・・ううん。これで、いい」

愛依が偃月刀を取り出す。

「・・・わかった。リパル、お前もやれるな?」

『何時でもOKッス!』

「それじゃあ・・・行くぜ!」

俺達は光る床に乗り、転送される。

































































「・・・どうやら、一番乗りじゃないみたいだな」

目の前にはヴァンだけではなく、ルークとティアがいた。

「・・・何故お前がここにいる?ここに来るのは私と共に秩序を生み出すべきアッシュ・・・」

ヴァンが振り返る。

「ルーク・被験者だ。私の邪魔をするな、レプリカ風情が」

「・・・っ!だったら・・・だったら何で俺を作った!俺は誰で、なんの為に生まれたっていうんだ!」

ルークが叫ぶが、ヴァンは嘲笑うかのように言う。

「何かの為に生まれなければ生きられないというのか?だからお前
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