更なる葛藤〜
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終わらせる。
「アイストーネード!!」
「うあああ!?」
愛依が吹き飛び、倒れる。
「・・・くっ」
黒羽やアニスもアリエッタに邪魔をされ、ルークやガイはラルゴに苦戦している。ジェイドやナタリアは援護しようにもアリエッタや詠に妨害されて動けない。
「光よここに来れ・・・レイジレーザー!」
「っと!?」
リグレットから放たれた光線を避ける。
「お返しだ!オプティックバレル!」
「・・・ぐっ!」
不意を突かれたリグレットが地を滑る。
「へ、どうだ!」
「・・・」
リグレットは構えを解き、俺を見る。
「?」
「サキ、離れて!」
そこでティアはナイフを投げるが・・・リグレットは身体を半身傾けただけでそれを避ける。
「狙いが甘いぞ、ティア」
「くっ・・・」
「・・・サキ」
「・・・なんだ?」
「お前は記憶がないんだな?」
「それがどうした」
「なら・・・」
リグレットはそう言って胸元から・・・ネックレスを取り出した。
「これに見覚えがあるか」
「ああ?そんな・・・の・・・?」
あれ・・・?なんで見覚えが・・・あれは、あれは・・・
「そして、お前はペンダントを持っていないか」
それを聞いて俺は空間からペンダントを取り出す。それを見たリグレットの顔が歪む。
「やはり・・・」
「どういうことだ!」
「このネックレスは・・・私の弟が私の誕生日にプレゼントしてくれたものだ」
「・・・!」
「そしてそのペンダントは・・・そのお返しとして、数日遅れの弟への誕生日プレゼントとして渡した物だ・・・」
頭が痛い。次々に何かが頭に響く。
「その、弟は・・・」
「弟は・・・その数日後・・・戦死した」
「え・・・」
「だが、私に届けられたものは弟の鎧と剣だけ・・・そんなもので納得できる筈が無かった」
「ま、待ってくれ・・・」
「その弟の名前は・・・サキ、だ」
「ーーーー!!!」
それを聞いた瞬間、全て・・・失われていた記憶が一瞬でフラッシュバックし、甦る。
「あ、ああ・・・あああ・・・!」
そして・・・リグレットを見て、俺は口にする。
「ジ、ゼル・・・ジゼル・オスロー・・・?」
「・・・やはり、お前だったのか・・・サキ」
「嘘だ・・・俺は、俺は・・・」
「お前はあの時、死の預言が詠まれていた。私は後でそれを知り、預言を滅ぼすことを決意したのだ」
「そん、な・・・リグレットが・・・ジゼル・・・姉貴・・・?」
「サキが・・・教官の弟・・・」
ティアも唖
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