暁 〜小説投稿サイト〜
転生物語―魂の力―
DS編
下層〜クラーグ討伐
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食ドラゴンを見ながらついそう漏らしてしまう。前世の力がこの世界でどの程度通じるのかを見たかったのだが、少々派手に行き過ぎたようだ。

「まあ、少なくとも通じるってことがわかっただけもうけもんか」

――ベギラゴン!

 ついでだと貪食ドラゴンへのとどめに呪文を使い、完全に葬る。貪食ドラゴンの焼け跡に残っていた大斧、竜王の大斧と病み村への鍵を回収し俺は病み村へと向かった。

――――――――

「つっかれたー」

 病み村。その名前から一体どんな場所なのかと身構えていたのだが、現在俺が探索を進めた限りでは乱雑に組み立てられた木の足場が延々と続いているだけだった。
 とはいえ、まだまだ足場は下へと向かっておりこの先がどうなっているかはまだ分からない。

「まあ、行ってみるしかないか」

 篝火よりエストを補充し、立ち上がる。目指すは二つ目の目覚ましの鐘である。

「うっわぁ・・・・・・」

 ようやく下へと降りきった俺を待っていたのは辺り一面の沼。ただし、頭に毒の(・・)とつくが。

「・・・・・・」

 意を決して沼へと一歩踏み出してみる。ズブリ、と踝の辺りまで沈んだ後ピリピリとした不快な感覚が頭の先まで駆け上がってくる。すぐに、というわけではないようだがこのままでは間違いなく毒に犯されてしまうだろう。

「とはいっても、仕方ないか」

 どんな進路をとったとしても、毒の沼に入らず進めるとは思えない。幸い、俺は解毒呪文であるキアリーを習得しているため毒死してしまうということはないだろう。

「早く篝火か鐘が見つかるといいんだがな」

 当初はため息をつきながら進んだものの、篝火自体はすぐ見つけることができた。途中ほぼ全裸にずたぶくろ。手には肉断ち包丁を持った女の闇霊が出てきたりしたが容赦なく切り捨てた。
 ちなみに、今からひたすら探索のお時間である。

―――――――

 探索終了。おそらく鐘があると思われる場所を見つけると同時に武器の強化に使えそうな素材も発見することができた。鐘を鳴らした後、最下層で見つけた大きな種火と合わせてアンドレイに持っていくことにしよう。
 そして、現在大きな広間の前まで来ているのだが・・・・・・

「このサイン、どうすっかなぁ」

 自分の足元にある白く輝くサイン。このサインなのだが、出しているのが先ほど篝火付近で襲いかかってきた変態のものなのだ。
 この先に強いソウルの気配を感じるため、恐らくまた戦闘になるだろう。そのことを考えれば呼んだほうがいいのかもしれないが・・・・・・

「見なかったことにしよう」

 ぶっちゃけた話、あの変態と一緒に戦いたくない。
 俺は輝くサインを見なかったことにして広間へと足を踏み入れた。そして、それ
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