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ロックマンX1st魔法少女と蒼き英雄
第二話「魔法/MAGIC」
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「ロストギアとはかつて古代文明で作られた遺産で、その多くは現代の技術では到達できない高度な技術力で作られた物さ?使い方次第では創造にも、破壊にも繋がる。そしてジュエルシードはそのロストギアの一部で僕たちはそれを回収しているんです」
と、ユーノが説明をし、
『しかし、ジュエルシードは予想以上の強大な力を秘めている。さすがにユーノ一人の力では無理だ。そこで僕も同行し、この世界における適合者とロックオンしてロックマンとなれば、イレギュラー化したジュエルシードにも太刀打ちできる。僕単体でも中級魔力はどうにかなるが、ジュエルシードのような上級並みの魔力ではどうにもならないからね?』
「じゃ、じゃあ、僕がその適合者に選ばれちゃったってこと?」
そうタケルが自分へと指を刺した。
『うん、本来ならば適合者と公平に話し合った上でロックオンする予定だったけど、あの時は仕方がなかったんだ。本当にすまない!』
「……別にいいよ、済んだ事だし。それに、僕が選んだ事だから……」
『ありがとう、でも君のような少年を戦いに巻き込むわけには行かない。対称に合った適合者を一刻も早く探し出すために君と戦った事は今回っきりにするよ?』
「……そう?」
タケルは少しホッとしたような顔をした。
「とりあえず、ユーノ君もまだ怪我は治っていないんだし私の家に来なよ?モデルXさんもしばらくは家にいて?」
「……そうだね、新しい人が見つかるまで僕が大事にするね?」
『ありがとう、タケル……』
「あれ?どうして僕の名前を……?」
『君が名乗らなくても適合が強い相手なら名乗らなくてもわかるよ?』
そういうとモデルXはタケルのポケットへスッポリと入り込み、ユーノもなのはの掌に乗っかり、二人に家まで連れて行ってもらった。
しかし、もう夜更けの深夜だ。今頃家を抜け出して行ったから、皆怒っているんだろうな?今度こそ覚悟してタケルはなのはと共にこっそりと玄関の戸を開けようとすると、
「お帰り……二人とも」
「「!?」」
振り向くとそこには兄の恭也が待ち構えており、なのはは慌ててユーノを後ろに隠し、タケルは寝巻きの姿でも帽子を被っていて、その唾で顔を隠した。
「お、お兄ちゃん……!?」
「こんな夜更けに何処へ行っていたんだ?」
「あ、あの……えっと……?」
「あら、可愛い!」
と、なのはの背後には姉の美由紀も居て、彼女はなのはが背に隠したユーノを目にそう叫んだ。
「なのははこのフェレットが気になって様子を見に行ったんだよね?タケル君もそうでしょ?」
そう美由紀は二人を庇ってやった。
「わからなくもないが、だからといって内緒なのも頂けない……それにタケル?」
恭也はなのはから彼の隣に絶つタケルへ視線を向けた。
「……!?」
「君は男の子なんだから、なのはと同行するよ
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