事実〜
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はまだか”って言ってるわ」
「・・・確か、あいつから手紙を受け取ったよな」
「まあ、律儀にジェイドを待っていたのですね」
「・・・この寒い中を・・・ディストさんに同情します・・・」
「つか、馬鹿だろ」
「ええ、黒羽の言う通り、彼は馬鹿です。しかし丁度いい。叩き起こして、ロニール雪山のことを聞きましょう。奴はどこですか?」
「宿屋に部屋を取って、そこに寝かせているわ」
・・・ついでに憲兵を呼んで俺達はホテルに向かう。
「ジェイド・・・待ってよ・・・むにゃ・・・」
「・・・大佐と夢の中で追い駆けっこしてる」
「さて・・・ちょっと彼からロニール雪山について聞き出します。皆さんは外に出ていて下さい」
そしてしばらくして・・・
「・・・」
「・・・・・・ぎゃーーーーー!!」
『っ!?』
いきなり悲鳴が響き渡った。
「や、やめろ!やめて、死ぬーーー!!」
『・・・』
「ジェイド、ごめんなさーーーーい!!」
・・・数分が経過する。
「地震の影響で雪崩が頻発しているようです。それと、奥の方にかなり強い魔物が住み着いてしまったようですね。魔物達が凶暴化したのもそれが原因でしょう」
ルークがジェイドに尋ねる。
「う、うん。それはわかったけど、さっきの悲鳴・・・」
「ああ、何でもありませんよ。それより、そろそろ行きましょうか」
「う、うん・・・」
「いや・・・どうやら吹雪いてきたし、今日一晩は泊まろう」
「・・・急ぎたいところですが、仕方ありませんね」
その時、コックの格好をした人が走ってきた。
「おお、黒羽くん、撫子ちゃん。居てくれたのか?」
「チーフ?どうしたんですか?」
話を聞いて・・・黒羽が俺を見る。
「・・・どうやらシフトミスで人が誰もいないらしく、しかもこの吹雪だから色々連絡のしようがない・・・から、俺と撫子は食堂に行くよ」
「それでも三人じゃ・・・」
俺は少し笑いながら言う。
「んじゃ、俺も手伝うか?」
「ええ!?」
ルークが驚く。
「何でお前が驚くんだよ・・・料理ならお手のもんだし、接客も問題なしだ。キッチンもホールも何処でも来いだ」
「あ・・・じゃ、じゃあアタシもウェイトレスを手伝うよ」
「本当ですか?助かります」
・・・結局俺と黒羽がキッチンで撫子と愛依が接客をした。結果?愛依はナンパされるわ俺や黒羽は女に間違われるわ撫子はいちゃもんつけられるわで大変だったが・・・とりあえず給料が良かったので全て水に流そうかと思うのであった・・・
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