事実〜
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行っていいか?」
「当然」
俺は宿を出て空を見上げる。
「これが・・・この景色が全部作られたモノなんだな・・・」
こんなに綺麗な空なのに・・・これ、全部誰かの想像で生まれた世界なんだな・・・
「おい、サキ?」
「へ?」
振り返るとルークが立っていた。
「もう平気なのか?」
「あ、ああ。そっちは?」
「シェリダンのメジオラ高原と、ダアトのザレッホ火山のパッセージリングを操作してきたよ。あと・・・」
ルークから聞いた話は・・・アストンさんが生きてたこと。スピノザが全てに謝罪し、俺達に協力してくれること。残すパッセージリングはケテルブルクのロニール雪山にあるということ。んで、障気を何とかする方法をジェイドの案でスピノザに確認してもらってること。そして・・・ティアがいなくなったこと。
「ど、どういうことだよ?」
「分からない。ベルケンドに来て医者にまた診てもらっている間に・・・どうやらアッシュとワイヨン鏡窟にいったみたいだ」
「じゃあ・・・」
「ああ。すぐに出発する。みんなもうアルビオールに乗ってるよ」
俺は急いでアルビオールに乗り込み・・・ワイヨン鏡窟に到着する。
「何者だ!」
「アッシュ響士・・・いや、レプリカか!」
神託の盾騎士団が構える。・・・更に聞いた話だが、ヴァンと六神将はローレライ教団から行方を眩ましたらしい。それに伴いヴァンを慕っていた神託の盾も半数以上がヴァンの元に流れた。・・・つまり、この間のシェリダン襲撃は完全にヴァンの独断だということだ。
「待て!ヴァン総長は通せと仰っていた。奴らに構わず、作業に戻れ」
「「了解!」」
奥から・・・リグレットがやって来た。
「・・・どういうことだ?」
「言葉の通りだ。ティア達を捜しているのだろう?ここは見逃してやるから先へ進むがいい」
「すんなり通してくれるとはね」
「ヴァン閣下の意思を尊重したまでだ。どうせお前達はロニール雪山へむかうのだろう。その時に決着をつける」
リグレットが去り際に俺を見る。
「ヴァン閣下はまだお前を受け入れても構わないと言っている。・・・アリエッタもお前が仲間になるのを心待ちにしているぞ」
「アリエッタの名前を出せば俺が揺れるとでも?」
「ふっ・・・」
今度こそリグレットは去っていく。
「さあ、奥へ急ぎましょう」
奥へ進むと・・・ティアとアッシュ、それにヴァンがいた。
「・・・迎えが来たようだ。もう行きなさい。アッシュ、お前もだ」
「兄さん!このまま続ければ兄さんの体だって障気でボロボロになってしまうのよ!」
「それは些細なことだ。私は人類がユリアの預言から解放され、生き
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