王子の悩み・魔帝の根城
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いた。
それだけなら他の仮面ライダーたちと扱いは変わらなかっただろう。
しかし、彼の攻撃対象は仮面ライダーも入っていた。
至る所で他のライダーたちと戦い、甚大な被害を出していることが報告されそれはもはや黙認出来るレベルでは無くなり、そのため前述の2つの鎧を持つタイガらファンガイアの王家たちに何らかの疑いがかかってもまた仕方ないこと。
「まさに、新たなダークライダー…だよね。皆、人も怪人たちも仲良くやっていこうってこの時代に……」
『まあ、悪さをする怪人は未だに根強くいるからな。ましてや非純粋人差別主義なんてあるから争いの火種は無くならない。これもまたそれの1つだろ。』
「でも、なんでよりにもよってキバなんだよ!?」
確かに何の関係もないタイガらにとってはキバに似ているだけで疑いをかけられるので迷惑以外何物でもない。お陰で彼らの行動は下手なことは出来ず何時もゴシップにむらがるパパラッチの目を気にしなければならない生活になってしまったのだから。
「キバット、なんか知らないの?」
『知っていたら、とっくに話してる。だが、このキバの鎧はこちらの王家の物とルーツが違うように見えるな…。書庫にいけば何かわかるかもな…』
「仕方ないか…。自分の潔白は自分で証明しないと……」
『おい、タイガ…』
『今日、大学じゃないのか?』
キバットに言われ、鳩時計をみるタイガ…。指している時刻は8時34分…。現役バリバリの大学生のタイガの受ける講義が始まるのは9時…。そして、大学までいく時間は大体30分…つまり……
「遅刻だーーーー!!」
ということ。タイガは急いでカバンをひっつかみ、王の間から出て行った…。
『やれやれ……』
キバットもまたその後を追った……。
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???…
「う〜ん?」
少女は目を覚ましたのはどこかのシミだらけのベッド。自分にかけられている毛布は悪臭がする。
「なに…ここ?」
彼女は戸惑いつつもあたりを見回す…。部屋の内装は西洋風であるがかなり色褪せており栄華の面影が微かに残る程度のモノ。広い大きな窓からは自然豊かな山々が見える。
(別荘?)
そんな訳はない。なぜなら自分は昨日、街の中にいて……
(あ…)
教会に寄ったら襲われたのだ…。蝙蝠のバケモノに…。そして、目の前にスカルカイザーが現れたのだ。後は記憶があやふやなのでよく分からないが気絶してしまったようだ…。
「ま、まずここから出ないと……」
何にせよここには長居するのはマズいと直感的に判断。ベッドを抜け、ドアノブに
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