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IS 〜インフィニット・ストラトス〜 日常を奪い去られた少年
第04話
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って、初めてやるものだが……。こんな機会は滅多にない。申し出を受けよう。

「ああ、俺でよければ手伝うよ」

簪はその言葉を聞くと嬉しそうに微笑んで

「……ありがとう」

と言った。
何だろう…………。俺って、こういう子が好みなのか…………?というより、俺女子苦手のはずだろうが……。気の迷いだな、うん。一瞬の気の迷いだ。

というか、あれだな。一夏と仲良くなるために俺に話しかけたんだよな。そう考えると、不思議と納得できるが、何とも言えない気持ちになる。

俊吾は一人で心の中で納得し、完結した。その様子をみて簪はキョトンとしていたが、付いてきて、と言って歩きだした。俊吾は一瞬遅れてそれについていった。

◇   ◆   ◇   ◆

簪についていき、第7整備室に到着。中に入ると、第6整備室と同じ様な部屋の作りだった。ちなみに、第6整備室は鍵を締めてきた。あとで戻るのも面倒なので。

部屋の中を見回していると、ISが鎮座していた。黒と灰色、そして緑を主張としたデザインで腕や足の装甲がまだ完全に出来ていないようだ。作り途中というのは本当らしい。

というか、この色……というかデザイン見たことがあるような、ないような。

俊吾がそんな事を考えていると、簪が口を開いた。

「これが私のIS……『打鉄 弐式』……」

なるほど、見たことがあると思っていたけど打鉄か……。納得した。それに弐式って

「……お揃いか」

「え?」

あ、やべ、口に出てた。ここで黙るのも変だし、素直に言うか。

「あ、いや、俺のISも『黒天慟 弐式』って言うから、弐式なのがお揃いだな、って思っただけだ。忘れてくれ」

「そうなんだ……」

何だ、沈黙が重い。いや、俺が勝手に思っているだけなんだろうけどさ。
俊吾は、息苦しさをなくすために口を開いた。

「それで、俺は何を手伝えばいいんだ?」

「エネルギー回路全般的に……私、回路系統は全然ダメで…………」

あぁ、なるほど。だから、腕と足の装甲の部分が取れているのか。コンソールだけで足りるかな……。

俊吾はそこらへんにあったコンソールを取り、打鉄弐式に接続した。確認すると、そこにはエネルギーを送るための基本の回路すらなくて、驚いた。

「これは…………」

中々面倒くさそうだな。そもそも、基礎すらないから最初に取り敢えず回路を繋ぐだけ繋いで、後で調整をしよう。

そう考えながら、コンソールを操作していると

「何とかなりそう……?」

簪が近くに来てそう言った。

「あぁ、今日は時間がないから仮の回路しかできないけど、明日には何とか…………っ!?」

「?……どうしたの…………?」

俊吾は驚いた。コンソールを操作
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