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IS 〜インフィニット・ストラトス〜 日常を奪い去られた少年
第04話
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しばらくの間、俊吾は試行錯誤をしていた。直列の回路を一度に多くのエネルギーを通るようにしたり、並列回路ではどれだけ少ないエネルギーで機体を制御できるか、など色々試した。

そして、三十分後。

「まぁ、こんな感じかな……。あとは実際に動かして見ないとどうも言えないけど……」

取り敢えず、今日の第一目的は完了。二つ目は、銃を使うときの反動処理、標準補正の調整だ。やはり、基本設定だとカバーできない部分が多い。現に実機試験の時もエイムを合わせるのに苦労した。

これは、特性が武器一つ一つ違うので、それぞれ設定していく。

これは中々、設定が固まらなくて一時間掛かった。

「はぁ……。首いてぇ……。姿勢悪かったなぁ…………」

首を回すとコキコキと小気味のいい音がした。立ってストレッチをしようとした時何かに気づいた。

「…………誰かに見られてる?」

それも入口の方から。視線を向けるが、人の姿は確認できない。とりあえず、用心して入口に近づき、ドアを開けた。

「…………ぁ」

そこには一人の女生徒がいた。リボンの色は同じなので一年だろう。知らないはずなんだが、何か見たことがあるような……しかも、最近…………。誰だ?
取り敢えず、何してたか聞いてみるか。

「ここで何してたんだ?」

「あの……隣の整備室に……誰かいるって聞いて……」

「隣……ってことは君が第7整備室使ってた人か」

女生徒は頷いた。
う〜ん、この子はあれか。口数が少ないタイプの子か。どういう風に接すればいいんだろ……。とりあえず、自己紹介だけはしとくか。

「あ〜、俺、大海俊吾。最近、男でISが使える2番目の男って事でニュースで流れてたりしたんだ」

補足を付け足して自己紹介をする。正直言って自分がそこまでの有名人になったという自覚はない。むしろ、名は知られてない方だろ。現に、鳳さんみたいな人もいるわけで。って、言ってて悲しくなってきたわ……。どうせ、一夏の方がイケメンですから…………。

「知ってる…………ISについて……ちゃんと出来る人って結構有名……」

それはどういう意味なんだ?あれか、一夏は壊滅的にISがダメとかそんな感じか。でも、出来る人の方って認識もどうなんだろ……。

「私は……更識簪…………一年四組のクラス代表……あと日本の代表候補生…………」

日本にも代表候補生いたんだ……。って、現に俺と一夏が代表候補生か。というか、ちゃんと女子もいたんだ。…………いやいや、それよりも驚くことがあるだろう、俺。今、更識って言ったか?この子。

「更識ってことは、生徒会長の妹か……?」

「うん…………一応、ね」

一応って言葉がやけに引っかかるが、変な詮索はしないでおこう。言いたく
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