プロローグ
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あーどうすっかなぁ。
どうすりゃいいんだよ。
まさか、自分がこんな状況にほうり込まれるとは、想像でしかしてなかったぞ。
どちらかといえば、妄想か。
どちらにしろ、変わりはないか。
問題は俺がこれからどうやって、立ち回るかだなー。
原作に介入するか、それとも傍観するか。
それが俺に出来るかどうか。
第一、俺が持っているものなんてうろ覚えの原作知識とステータス見られるっていう特典だけだぞ。
死んだら「おお、死んでしまうとは情けない!」って王様に復活もさせてもらえないんだぞ。試したわけじゃないから分からないけど。試しに死ぬなんてリスキーすぎるわ。
ここXの世界なんだよな?
ダーマとかもないからなこの世界。
つまりMP0の俺は一生魔法は使えないということか?
せっかくのファンタジー世界で魔法が使えないって……残念にも程があるぞ。
レベル上がったらMP増えたりしねーかな?
どうすっかなー。
マジでどうすっかなー。不親切だよ神様。やっぱり、イケメン、ナデポ、チート下さいって言ったから機嫌悪くしたのかなぁ。
というか、このままだと飢え死にバッドエンドまっしぐらなんだけどな。
もう丸一日メシ食ってないし。
3歳児にはきつい。いや、3歳児でなくてもきついわ。
主人公に出会うこともなく、物語に絡むこともなく、数日で餓死って転生の意味なくね?
あー腹が減ると考えるのも億劫になってくる。
野草って食えんのかな?
つーか、ここで魔物の群れが現れた! なんてことになったらそこでもう終わりだぞ。どこだよ町。村でもいいけどー。
ん?
なんか音が……。
風? いや、違う……。
むこうの空に何か……鳥……こっち来る……デカい……。
あ、フラグが立った! ク○ラと死亡フラグが立ったよー!
うわー。これはアカン。
明らかに序盤に出てこない魔物だよ。しかも1体じゃない。5体て。
アレか。ハイエナのごとくぼっくんの死体を啄ばむつもりか。腐った死体(幼児)に転職ですか!?
しかし、まわりこまれてしまった! なんてテロップ出すまでもないわ、この状況。
残念、ぼくの冒険というか第二の人生は終わってしまった!!
……おや?
生きてる?
生きとる。
魔物は?
おや、そこにおわしますは口髭がダンディなおじさま。
筋骨隆々で片乳首出たワイルドなファッションに無骨な剣が似合ってますね。
そしておじさま、ちょお、つよぉい。
おい、マジで強いぞ。
魔物がスパスパ切られている。
お、最後の一匹は脳天一刀両断ですか。
筋力すげえ。力こそパワー。
ええ、どうも危ないところ、ありが
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