第二十話 覚醒の序曲
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に真っ向から向かっていく。彼にとって最優先の目標は後方に待機しているであろう連合の母艦、或いはその艦にいるであろうMSアビスである。
『これ以上、好きにはやらせん!』
ビームライフルをムラサメ部隊が放ち、ショーンのゲルググは被弾していくがショーンはそんなことも気にせず逆にライフルとバズーカで反撃していく。
『ショーン、無茶するな!撃ち落とされっぞ!』
ハイネが制止をしようとするが、ショーンが止まることはなく、そのまま突き進んでいく。そして、そうやって敵陣深くまで切り込んだことによってゲルググにガタがくる。スラスターユニットも限度が近く、これ以上深くまで潜り込むにはエネルギーも足りない。
「チッ!?」
落とした戦果で見れば十分と言えるがショーンはまだデイルの仇を討っていない。しかし、損傷したゲルググでこれ以上の戦闘を行えば確実に撃破されてしまう。
『下がりな、ショーン!それ以上の戦闘は無茶ってもんだぜ!』
「くそぅ……シンのインパルスみたいに換装できるなら……」
悔しさに顔を歪ませながらもショーンは撤退していく。それを逃がすわけにはいかないとムラサメやアストレイが追いかけようとするが、目の前にオレンジカラーのグフが立ち塞がる。
『おっと、これ以上追おうっていうなら俺を斃してからにするんだな!』
ヒートソードを抜出、ガトリング砲でアストレイを撃ち抜きながら敵を牽制する。
『さあ、かかってきな!』
◇
また来たか、とネオはそう思いながらアークエンジェルを見る。あれを見るたびに懐かしさというか、既視感を感じるのはファントムペインの母艦であるガーティ・ルーと同系統だからなのだろうかなどと、ふと線の無いことを考える。
ステラがいなくなったせいでこんな事でも考えて現実逃避でもしてるのかね、と思考を振り払いながら二人に出撃させるように命じる。
「いいか、目標はあくまでザフトの艦だ。それ以外の奴らは無視しても構わん」
『そりゃ良いけどよ、別に倒しちまっても構わねえんだろ?』
スティングは獰猛な獣のような顔つきをしながらそう尋ねる。
「ああ、あの介入してきた奴等も敵だ。好きにやっていいぞ」
ステラの事を忘れたアウルとスティングの二人。そんな様子を見てしまい、少し悲しくもなるがその悲痛さは隠しながらも彼は命じた。
『分かってるじゃねえの!ネオ、戦果期待してなよ!』
アウルとスティングも出撃していく。彼等の戦場の介入が何を齎す事になるのか。
◇
「あいつ等、また訳の分からないことをしてッ!」
シンはブラストインパルスのミサイルを放ちカガリの乗るストライクルージュを討とうとする。しかし、
『おっと、それ
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