タタル渓谷〜
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くなかった!」
「・・・」
「・・・咲さん」
「ああ・・・頼む」
俺はそのまま・・・その場を後にした・・・
愛依〜
「・・・母さんね、アタシを庇って・・・それで・・・」
「はい。・・・それで・・・その時に?」
「分からない。破壊者になったのは・・・もう少し・・・あと・・・多分」
「ごめんなさい。慰めるどころか・・・傷つけるようなことを・・・」
「う、ううん。気にしないでよ」
アタシはゆっくりと立ち上がる。
「・・・大丈夫ですか?」
「大丈夫!・・・だから、行こ?」
「は、はい・・・」
「ほらほら、みんな待ってるから」
「・・・愛依・・・」
「・・・そんな悲しそうな顔をしないでよ・・・」
撫子の肩に触れている手が震える。
「みんなの前で・・・こんなの・・・見られたくないから・・・」
「愛依・・・」
「だから・・・だから、せめて・・・今まで通り・・・振る舞わせて・・・」
「・・・!」
「・・・」
アタシは撫子の肩を叩いて走り出す。
「・・・せない」
撫子が何かを呟いたのが聞こえた。
「必ず・・・黒幕を・・・!」
咲〜
「・・・」
ガイからも話を聞いた。・・・キムラスカ兵に斬られそうになった時、姉やメイドがガイを庇ってくれた。・・・その後、ペールに助け出される前、死体の中で気絶していたこと。・・・ガイの女性恐怖症もその時のトラウマらしい。
「・・・」
話を聞いていた時、愛依が戻ってくる。
「愛依、平気か?」
「うん。大丈夫!・・・アタシよりガイさんは・・・」
「大丈夫さ。俺のことより、早く測定器を受け取りに行こう」
・・・俺達はイオンを連れ、シェリダンで測定器を受け取る。・・・そこでい組とめ組が揉めたが、ナタリア、イオン、アニスのお陰でお互いが振動を止める装置を作ることになった。その間に計測を済ませるため、タタル渓谷に向かう。
「前に来たときにはセフィロトらしい場所はなかったと思うけどな」
「あの時は夜だったから、見落とした場所があるのかもしれないわ」
ルークとティアの会話にアニスが突っ込む。
「あれぇ?夜中に二人でこんなトコにきた訳ぇ?あ〜やし〜い♪」
「・・・んまあ、ルーク!あなた、ティアとそんなことになっていましたの!?」
「ちょ、ちょっと待て!なんでそうなってんだよ!そうじゃなくて、前にバチカルから飛ばされた時に・・・」
「あり得ないから」
ティアがそう言って進む。
「何してるの?行きましょう」
「・・・な
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