第七話 笑劇!?あかねの敵はキュアサニー!?
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ュアサニーはあかねの至近距離に急接近し溝を殴り飛ばした。
「ぐ!」
突然の奇襲にあかねが悶絶するとキュアサニーは人差し指でクイクイッとあかねを挑発した。
「くうううう!馬鹿にするなあああああああ!!!」
あかねがキュアサニーに向かって磁光真空剣を振り回すが、無駄な動きの無い見切りで避けられてしまう。
表情に常に余裕があるキュアサニーに憎らしさを感じるあかね。
「くう!自分の顔にムカつく〜!!」
「カモ〜ン♪」
あかねのイラつきを余所に終始笑顔でキュアサニーは攻撃を誘う。
そしてあかねは磁光真空剣で次々とキュアサニーを攻撃するが常に当たりそうで当たらない距離を笑顔のまま見切りで避けられてしまう。
「こんのおおおおおおおおおおおおおお!!」
あかねが大振りで磁光真空剣を振り下ろすとキュアサニーはあかねの手首を片手で掴み取り、そのまま開いている手であかねから磁光真空剣を奪い取った。
「しまった!!」
「・・・終わりやな?」
距離を置こうとするが首筋に磁光真空剣を突き付けられてしまうあかね。キュアサニーとの圧倒的な力の差であった。
だがあかねはこの状況でも諦めずに逆転の一手を考えている。
(・・・どうする・・・どうすれば勝てる!?)
「終わりや!」
絶体絶命のあかねにキュアサニーは容赦なくとどめの一撃を繰り出そうとする。
その時闘破に教えられたある言葉が蘇った。
(忍びの心を忘れるな!敵は常に自分の中だ!!)
(せや!目の前の敵は二の次や!勝とうと思うな!!)
その言葉通り目の前のキュアサニーではなく自分の中の恐怖に打ち勝とうとするあかね。
キュアサニーの磁光真空剣の一閃をあかねは刃を受け止め防ぎ、更に勢い殺さずにキュアサニーを投げ飛ばした。そして衝撃で磁光真空剣をキュアサニーが離し刃から持ち替え再び構えた。
「!!」
だが構えを解き、しかも力無く立つあかねにキュアサニーはクナイで次々と一撃を入れようとするがあかねは勝とうと思っていないのか余計な事を考えずに身体に染みついた避け方でキュアサニーの攻撃を避け続ける。
「!!」
まるで紙にでもなったかのようにヒラリとあかねは避け続けキュアサニーを蹴り飛ばした。
無駄な事を考えないあかねは面白いようにキュアサニーの攻撃を予測し的確に回避した。
「!!・・・!!・・・!!」
先程と違いキュアサニーの表情から笑顔が消えた。本気であかねにクナイを当てようとしているが今度はあかねが流れるように見切りで避けていく。
すると
「はぁ・・・はぁ・・・」
キュアサニーの息が上がってきた。体力ではあかねの方が上のようだ。
「!!」
す
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