続く崩落〜
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知っていれば、ルークが何者かすぐに分かった筈です。アクゼリュスのことも・・・」
・・・だからイオンはそれを詠む為にダアトに戻ったらしい。・・・そして、預言を再確認し・・・発覚したのはルーク(アッシュ)のことは詠まれていても、ルーク(レプリカ)のことは詠まれていない、ということだ。・・・その時、
「見つけたぞ、鼠め!」
「ヤバ!」
「リパル!」
俺は方天画戟を引き抜こうとしたが・・・
バチィ!
「『・・・え?』」
それは俺とリパル、お互いの戸惑いの声だった。
カラ・・・ン
方天画戟を掴んだ手が・・・弾かれた。まるで反発する磁石のように・・・
「リパ・・・ル?」
『ど、どういうことッスか・・・?』
「咲!?」
「ッ!?」
ガァァンッ!
「がっ・・・」
兵士の一撃に弾き飛ばされ、壁に激突する。
「咲!・・・この野郎!」
愛依は方天画戟を掴みながら、走り出す。
「(愛依は・・・弾かれない?)」
そして俺は悟る。
「(ああ・・・そうか)」
何処ぞの某漫画と同じだ。俺とリパルの波長がずれてるんだ。
「(元々闇と光だしな・・・)」
言ってしまえば水と油だ。むしろ、今まで何の問題もなく使えたのが奇跡なんだろう。
「皆さん、逃げてください!アニスも!」
「アルビオールへ戻りましょう」
「咲、平気か?」
黒羽が駆け寄って来る。
「あ、ああ・・・大丈夫だ」
「咲・・・」
愛依が不安そうに俺を見る。
「・・・愛依、しばらくリパル、持っててくれないか?」
『咲さんッ!?』
「咲・・・けど」
「今の俺とコイツじゃ・・・戦えない」
「・・・」
「サキ、急げ!」
俺達は急ぎ、逃げるが・・・一気に囲まれてしまう。
「大詠師モース!もうオールドラントは、ユリアの預言とは違う道を歩んでいます!」
「黙れ、ティア!第七譜石を捜索することも忘れ、こやつらとなれ合いおって!いいか、ユリアの預言通りルークが死に、戦争が始まれば、その後繁栄が訪れるのだ!」
ジェイドが詠唱を開始するが・・・
「抵抗はおやめなさい、ジェイド。さもないと、この女の命はありませんよ」
ディストが人質に取っていたのは・・・ノエルだ。
「はーっはっはっはっ!いいざまですね、ジェイド」
「お褒めいただいて光栄です」
「誰も褒めていませんよ!」
「この・・・屑共がぁ・・・!」
俺の闇が疼く。敵を殺せと囁いてくる。
「俺達をどうするつもりだ」
「バチカルへ連れていく。そこで戦争再開のために役立ってもらうのだ」
「テメエらぁ・・・
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