暁 〜小説投稿サイト〜
真似と開閉と世界旅行
続く崩落〜
[8/9]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
知っていれば、ルークが何者かすぐに分かった筈です。アクゼリュスのことも・・・」

・・・だからイオンはそれを詠む為にダアトに戻ったらしい。・・・そして、預言を再確認し・・・発覚したのはルーク(アッシュ)のことは詠まれていても、ルーク(レプリカ)のことは詠まれていない、ということだ。・・・その時、

「見つけたぞ、鼠め!」

「ヤバ!」

「リパル!」

俺は方天画戟を引き抜こうとしたが・・・

バチィ!

「『・・・え?』」

それは俺とリパル、お互いの戸惑いの声だった。

カラ・・・ン

方天画戟を掴んだ手が・・・弾かれた。まるで反発する磁石のように・・・

「リパ・・・ル?」

『ど、どういうことッスか・・・?』


「咲!?」

「ッ!?」

ガァァンッ!

「がっ・・・」

兵士の一撃に弾き飛ばされ、壁に激突する。

「咲!・・・この野郎!」

愛依は方天画戟を掴みながら、走り出す。

「(愛依は・・・弾かれない?)」

そして俺は悟る。

「(ああ・・・そうか)」

何処ぞの某漫画と同じだ。俺とリパルの波長がずれてるんだ。

「(元々闇と光だしな・・・)」

言ってしまえば水と油だ。むしろ、今まで何の問題もなく使えたのが奇跡なんだろう。

「皆さん、逃げてください!アニスも!」

「アルビオールへ戻りましょう」

「咲、平気か?」

黒羽が駆け寄って来る。

「あ、ああ・・・大丈夫だ」

「咲・・・」

愛依が不安そうに俺を見る。

「・・・愛依、しばらくリパル、持っててくれないか?」

『咲さんッ!?』

「咲・・・けど」

「今の俺とコイツじゃ・・・戦えない」

「・・・」

「サキ、急げ!」

俺達は急ぎ、逃げるが・・・一気に囲まれてしまう。

「大詠師モース!もうオールドラントは、ユリアの預言とは違う道を歩んでいます!」

「黙れ、ティア!第七譜石を捜索することも忘れ、こやつらとなれ合いおって!いいか、ユリアの預言通りルークが死に、戦争が始まれば、その後繁栄が訪れるのだ!」

ジェイドが詠唱を開始するが・・・

「抵抗はおやめなさい、ジェイド。さもないと、この女の命はありませんよ」

ディストが人質に取っていたのは・・・ノエルだ。

「はーっはっはっはっ!いいざまですね、ジェイド」

「お褒めいただいて光栄です」

「誰も褒めていませんよ!」

「この・・・屑共がぁ・・・!」

俺の闇が疼く。敵を殺せと囁いてくる。

「俺達をどうするつもりだ」

「バチカルへ連れていく。そこで戦争再開のために役立ってもらうのだ」

「テメエらぁ・・・
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ