続く崩落〜
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ち入り禁止だよぅ!」
「隠れよう!」
俺達は隣の空き部屋に入る。
『ふむ・・・誰かここに来たと思ったが・・・気のせいだったか』
『それより大詠師モース。先ほどのお約束は本当でしょうね。戦争再開に協力すれば、ネビリム先生のレプリカ情報を・・・』
この声・・・モースとディストか?
『任せておけ。ヴァンから取り上げてやる』
『ならばこの“薔薇のディスト”戦争再開の手段を提案させていただきましょう。まずは導師イオンに休戦破棄の導師命令を出させるのがよろしいかと』
『ふむ。導師は図書室にいたな。戻り次第、早速手配しよう』
気配が遠ざかる。
「・・・今の話を聞くと、モースとヴァンはそれぞれ違う目的の為に動いているようですね」
「ディストは二人とも利用している感じだけどな」
黒羽が言うなか、俺は考える。
「モースは預言通りにしたいだけ・・・じゃあヴァンは?」
「外殻大地を落として人類を消滅させようと・・・」
「・・・あんな男がただ殺戮してるだけ・・・?そうは思えない」
「そうですね。モースの方が目的が明確なだけに驚異は感じない」
「なら、まずは明確な敵を片付けましょう」
撫子の言葉にガイが頷く。
「まずはインゴベルト陛下に知らせないとな」
「ですが・・・お父様は私の言うことを信じてくれるのでしょうか・・・」
「ナタリア!当たり前だろ!」
「・・・私、本当の娘ではないのかも知れませんのよ」
『・・・』
「(どう思う?リパル)」
『・・・』
「(リパル!)」
『え、ああ・・・そうッスね・・・』
「(質問と答えが噛み合ってねーよ。・・・この間の一件から様子が変だぞ?)」
『ちょっと悩みごとッス・・・』
「(武器の悩みねぇ・・・ったく、どいつもこいつも悩みやがって)」
『・・・随分他人ごとッスね』
「(ああ?)」
『・・・何でもないッス』
「(おい、リパル。リパル!・・・んだよ、いきなり)」
人のことを無神経みたいに言いやがって・・・
「こっちだって悩みだらけだっての・・・」
「咲?」
愛依が心配そうに覗き込んでくる。
「ん・・・いや、何でもない。図書室に行こうぜ」
図書室に入ると、イオンが居た。
「皆さん!?どうしてここに・・・」
「イオン、外殻大地が大変なんだ!だから教えてくれ!ユリアの預言には、セフィロトの暴走について詠まれてなかったのか?」
イオンに事情を話す。
「・・・なるほど。それは初耳です。実は僕、今まで秘預言を確認したことがなかったんです」
「え!?そうなんですか?」
「ええ。秘預言を
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