続く崩落〜
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れは・・・!」
俺は左側から何かを感じる。
「危ない、愛依!」
俺は咄嗟に愛依を下げ、左腕の闇を解放する。
ガキィン!
「咲!?」
『大丈夫ッスか!?』
「っとぉ・・・大丈夫、防ぎきった」
腕を軽く振りながら痺れを取る。・・・目に入ったのは石でできた蠍・・・の上に、針の部分が恐竜の頭の骨のようなものになっている、所謂蠍恐竜。
「(ったく、こういうタイプは会話できねーしな・・・)」
俺が会話できるのは、利口な生物だけだ。・・・単純な肉食獣とかは相手の言葉がわかるが、相手が理解してくれない。
「来ますよ!」
「・・・!」
この相手じゃ物理ダメージは通らない・・・
「援護するわ。ホーリーソング!」
ティアの第三譜歌が俺達を強化する。
「カートリッジロード!・・・ハァァァ!」
黒羽が刀身に炎を宿し、魔物に斬りかかる。
ガキィ・・・ィン!
「堅い・・・!」
ブォン!
「ぐっ・・・!?」
ガキャン!
頭を振り、攻撃してきた魔物の一撃を何とか黒羽は防ぐ。
「だったらアタシが・・・!」
愛依が偃月刀に闇を纏わせる。
「ダァァァッ!」
そのまま偃月刀を振り降ろすと、闇は衝撃波になり、地を抉りながら魔物にぶち当たる。
ズバァンッ!
「(怯んだ!)」
俺は咄嗟に空間に手を突っ込み・・・楕円形の物体を取り出す。
「冒涜的な・・・手榴弾!」
ピンを抜き、それをぶん投げる。
ドガァァン!
派手な爆音と共に空気が震える。
「・・・咲さん!ここでそんなもの使ったら、生き埋めになるでしょう!?」
撫子に怒られる。・・・だってやってみたかったし。次は名状しがたいバールでも使うか。
「・・・って、手榴弾の直撃でも無事か」
多少は効いているみたいだが・・・
「なら、お任せください」
撫子はそう言うと、影を使って魔物の動きを封じる。
「ジェイドさん!」
「・・・上出来です」
ジェイドは既に詠唱を完了していた。
「燃やし尽くせ、灰塵の焔。・・・イグニートプリズン!」
ズガァァン!
その一撃で魔物は沈黙する。
「こいつは一体・・・?」
「創世記の魔物じゃないかしら。以前ユリアシティにある本で見たことがあるわ。ただ、こんなに好戦的ではなかったと思うけど・・・」
「ここは以前、神託の盾の六神将が来ていましたわね。彼らが刺激したのでは?」
「遺跡を守ってるだけかもしれないぜ」
「・・・ま、ここで議論しててもしゃーないか」
「同感ですね。では、行きましょうか」
そのまま中に入り、景色が一
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