第一章
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た。
「またフランスなんだね」
「そうだよ、フランスの宮廷で流行っているものだよ」
グリドフはこうミハエルに話す。白い肌に端正な細い顔、そしてアイスブルーの目に薄いブロンドという外見だ。背は高くすらりとしており脚は騎兵隊らしく長い。
アイルマンはその彼よりも背が高く髪は見事なブロンドだ、目は青であり引き締まった顔である。鼻は高くやはり脚は長い。
身体付きはたくましく軍服も似合う、その彼が言うのだ。
「それはわかるにしても」
「君は違和感があるみたいだね」
「どうもね。フランス文化は女帝陛下の好みでもあるけれど」
エカテリーナ二世だ、ロシアに君臨する偉大なる女帝だ。
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