暁 〜小説投稿サイト〜
真似と開閉と世界旅行
開戦〜
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通りしていく。

「この調子ならすぐケセドニアまで・・・」

そこまで言った時、撫子が影を展開する。

「愛依、危ないです!」

「え・・・っ!?」

ガキィン!

突如飛来した矢を撫子が影で叩き落とす。・・・咄嗟にアタシは闇を右手に集め・・・放つ。

「やぁぁぁ!」

ズガンッ!

「ぐわ!?」

直撃し、気絶したのは・・・神託の盾騎士団だった。

「アイ、大丈夫か?」

ルークが心配そうに聞いてくる。

「まさか神託の盾まで・・・急がないといけないわね」

アタシ達は頷きながら先を急ぎ・・・ようやくケセドニアに到着した。

「ようやく到着か・・・」

「ルーク、ありがとう。あなたの確かな進路選択で無駄な争いをせずに済みました」

「いや、セシルやフリングス将軍のお陰だよ」

「別に謙遜する必要はないですよ」

撫子が言うとルークは頬を掻く。

「まあ、いいや。街に入ろうぜ。これからアルマンダインの説得っていう大仕事があるんだからさ」

「そうね」

ケセドニアの中に入る。・・・咲、大丈夫かな・・・



























































咲〜

エンゲープに到着し、俺達はルークがお世話になったというローズさんの家に入る。

「大佐!戦線が北上するって噂は本当ですか?」

「そう容易く突破されはしないと思いますが、この村がきわめて危険な状態なのは確かです」

「どうしたもんでしょうか。グランコクマに避難したくても、もう首都防衛作戦に入っているらしくて・・・」

「ええ。グランコクマに入ることは不可能です。あの街は戦時下に要塞となりますから。そもそもこの大陸は危険です。いっそケセドニアまで避難したいところですね」

そう言うとガイが頷く。

「キムラスカに近い分、逆に安全かも知れないな」

「あそこはキムラスカもマルクトも関係ない貿易の街だからな・・・」

「ええ。アスターなら受け入れてくれるでしょう」

イオンが言うが・・・ジェイドの顔が少し渋る。

「・・・とはいえ、この街の全員をアルビオールに乗せるのは無理ですね。かといって徒歩で戦場を移動するのも危険でしょうし」

「年寄りと子供だけでもそのアルなんとかで運んでもらえませんか」

「じゃあ・・・」


結果、年寄りと子供をアルビオールに乗せ、俺達は残る徒歩組を護衛してケセドニアに向かうことになった。そのままキムラスカ軍に見つからないように夜営地に到達する。


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