開戦〜
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の方ですから」
「でも、私達はケセドニアに行かなくてはならないんです」
「それは無茶です。これから戦いはますます激しくなる。私は部下にあなた方だけを攻撃しないようにとは言えません」
「・・・それはわかってる。俺達も将軍と戦いたい訳じゃない。これでもなるべく戦いを避けようとしてるんだ」
「わかりました・・・事情を知るものには皆さんを攻撃しないよう通達してみます」
そう言ってフリングス将軍は立ち去る。
「明日からはもっと気をつけて進まないとな・・・」
「そうですね・・・」
そして翌日、再び夜営地にたどり着いた。
「・・・うまくマルクト軍と遭遇せずに来れたな」
「(この後もそうありたいけど・・・)」
「ケセドニアまで後半分くらいですか・・・っ!?」
・・・再び感じる人の気配!
「誰!?」
「・・・セシル少将であります」
「どうしてここが・・・」
「部下から、皆さんのお姿を見かけたと報告を受けました。何故このような場所に・・・」
「言った筈ですわよ。この戦いをやめさせるためにも、アルマンダインに会うのです」
「無茶です!今ならまだ我が軍の勢力圏です。どうかカイツールへお戻りください。危険すぎます」
アタシはそれに反対する。
「そんなのダメです。このままじゃみんな死んじゃうんですよ!」
「我が軍は負けません」
「そうではありません。この戦場が危険なんです」
・・・結局、一個小隊を護衛につけるということで話は終わった。当然、まだ問題はあるわけで・・・
「ここが今日の夜営地ですわね」
「・・・待って、誰っ!」
ティアが二方向を見る。・・・するとフリングス将軍とセシル将軍が同時にやって来る。
「・・・キムラスカ軍!」
「マルクト軍かっ!」
二人が身構える。
「おい、二人ともやめろ!」
「セシル将軍。剣を収めなさい。この方は私達に危害を及ぼす方ではありません」
「しかし!」
「セシル将軍・・・?あなたがキムラスカ軍の・・・」
「貴公は何者だ」
「・・・アスラン・フリングス少将だ」
「フリングス将軍かっ!」
「二人とも。俺達は停戦の為にケセドニアに向かっている。その俺達の前で戦うことは許さないぜ」
・・・結局、マルクトはキムラスカの護衛を外さなければ、攻撃せざるを得ないという事らしい。セシル将軍は怒ったが・・・ナタリアやルーク、それに自ら命を差し出すと言ったフリングス将軍の言葉で何とか収まった。代わりに明日からはマルクト軍が襲ってこないらしい。
「・・・ホントだ」
翌日、本当にマルクト軍は襲ってこなかった。みんなアタシ達が見えないかのように素
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