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真似と開閉と世界旅行
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咲の一撃で吹き飛ばされ、突き刺さっていたダークリパルサーの近くまで転がる。

「ダーク、リパルサー・・・」

アタシはよろよろと立ち上がり、ダークリパルサーを手に持つ。

『ま、待ってくださいッス!』

「アンタ・・・リパルって呼ばれてたよな」

『そ、そうッス』

「・・・じゃあ、アタシもリパルって呼ばさせてもらう。・・・リパル、アタシは今迷ってる」

『・・・何をッスか?』

「剣を抜くか・・・抜かないか」

『・・・それは・・・』

アタシは息を深く吸う。

『とりあえず、抜いてみるッス。その後のことは、後に考えればいいッス』

「・・・だな」

アタシは力を籠めて、リパルを引き抜き、構える。左手に力を入れ、右手は添えるように。

「グルアアア!」

「・・・いっくぜぇぇぇぇぇ!」









咲〜

「く・・・おおおお!」

ガキャアアン!

迫る愛依の一撃をベルヴェルクで弾く。

『・・・』

空中に浮かんでいたシィが大量の魔力弾を展開する。

「く・・・フェンリル!」

ベルヴェルクを併せてガトリングに形を変える。

ダダダダダダンッ!!

降り注ぐ魔力弾を片っ端から撃ち落としていく。

「く・・・」

だがダメだ。数が違いすぎる。

ドガァァンッ!!

「うわぁぁぁ!?」

ベルヴェルクを手放しながら吹き飛ぶ。

「くっそぉ・・・」

すぐに新たな武器を手に持つ。

「ユキアネサ!鳴神!」

二本の刀を構え、愛依の一撃を受け止める。

「ハァ!」

愛依を蹴り飛ばし、ユキアネサを地に突き刺す。


「煉獄氷夜!」


パキッ・・・

愛依の体が凍りつく。俺は鳴神を構え・・・

「ズェアッ!!」

ズパァァンッ!!

愛依を両断し、そのまま塵も残らず消える。・・・と、同時に身体に力がみなぎる。・・・つまり、愛依の闇が俺の物になったんだ。


「シィは・・・ってハァ!?」

上を見上げると、そこには強大な魔力を溜めているシィがいた。

「嘘だろ・・・」

前にスターライトブレイカーを喰らったことはあるが・・・これはそれ以上だ。

『・・・(ニヤッ)』

シィが笑った・・・瞬間、強力な魔力が放たれた・・・









愛依〜

「う、あ・・・」

「く・・・くそ・・・」

「まさか、ここまで・・・」

「グアアアアア!!」

アタシ達は全員地に倒れていた。

「(咲・・・)」

アタシ達はなんとか立ち上がる。・・・アタシ達が三人がかりでやられている理由は相手が咲だから。

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