救出〜
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。
「撫子、ありがとう!」
「礼には及ばないです」
撫子が微笑んで返す。
「砲身が邪魔だな・・・リパル、鎌!」
『おいッス!』
方天画戟を鎌に変形させ・・・闇を武器に集中させる。
「いくぜ・・・!」
黒く巨大化した鎌を肩に担ぎ、一気に接近する。
「デスサイズ!!」
ヒュオンッ!
鎌が空気を切り裂き、一秒後に砲身が両断される。
「・・・カートリッジロード!」
黒羽は手に持つ刀・・・デバイスからカートリッジを排出しながら歩き出す。そして・・・
「・・・」
次の瞬間には黒羽が抜き身の刀を手に持ちながらカイザーディストの背後にいた。
「・・・終わりだな」
チン、と刀を鞘に納めた瞬間、カイザーディストが真っ二つになった。
「あああああ!私の可愛いカイザーディスト号がぁ!覚えてなさい!今度こそお前達をギタギタにしてやりますからねっ!」
「無駄だとは思うが、念のため追跡しろ」
「はっ!」
ズズズ・・・
「くそ!マクガヴァンさん達が!」
「待って、ルーク!それなら私が飛び降りて譜歌を詠えば・・・!」
「待ちなさい。まだ相当数の住人が取り残されています。あなたの譜歌で全員を護るのはさすがに難しい。確実な方法を考えましょう」
「わしらのことを気にするなーっ!それより街のみんなを頼むぞーっ!」
「くそっ!どうにかできないのか!」
「空を飛べればいいのにね」
「ッ!」
外史メンバー(愛依含む)が俺を見る。
「そう言えばシェリダンで飛行実験をやってるって話を聞いたな」
「飛行実験?それってなんなんだ?」
ガイは話す。
「確か、教団が発掘した大昔の浮力機関らしいぜ。ユリアの頃はそれを乗り物につけて空を飛んでたんだってさ。音機関好きの間でちょっと話題になってた」
・・・とにかく、セントビナーが完全に崩落するのはまだ先らしい。
「・・・ジェイド」
「はい?」
「・・・俺は残る」
「・・・あなたの力を使うんですね?」
ジェイドは一瞬で察してくれる。
「目の前で手が届かないのはもう嫌なんでね」
「・・・わかりました。皆さん、いきますよ」
「え?お、おい・・・」
ジェイドが歩き出すとみんなも戸惑いながらついていく。
「・・・咲」
愛依が俺を見る。
「無茶を・・・しないでくれよ」
「ああ。死なない程度に頑張るさ。・・・撫子、黒羽・・・愛依を頼む」
「「・・・(コクッ)」」
・・・そして、全員いなくなったのを確認してから闇を解放しようとするが・・・
「・・・!」
殺気。俺は背後に蹴りを放つ。
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