雪降る街〜
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、そう言うと黒羽が指差す。
「・・・あれ見てそう言えるか?」
真ん中の席には・・・尋常じゃないスピードで料理を食べる愛依の姿。
「・・・よく食べるな」
「俺も驚いた。チーフが材料を無料で使っていいって言ってくれたからな・・・許可された材料を見て多すぎだろ、なんて考えてたのがバカらしい・・・」
見ると愛依は食べながら撫子と楽しそうに話をしていた。
「・・・仲良さそうだな」
「最初はまだビクついてたけどな」
「愛依ー。あんまり食うと太るぜー」
すると愛依がすぐに言葉を返してくる。
「うるさい。いいんだよ、アタシは太らない体質なんだから!」
・・・そのまま時は流れ・・・次の日、撫子と黒羽も着いてくる。皆には意外にもジェイドが説得してくれた。
「・・・んで、グランコクマに行くためにはこの森を抜けるのか・・・」
テオルの森。グランコクマに行くにはここを抜けなくてはならない。
「何者だ!」
マルクト兵が身構える。
「私はマルクト帝国第三師団師団長、ジェイド・カーティス大佐だ」
「カーティス大佐!?大佐はアクゼリュス消滅に巻き込まれたと・・・」
「私の身の証は、ケテルブルクのオズボーン子爵が保証する。皇帝陛下への謁見を希望したい」
「大佐お一人でしたらここをお通しできますが・・・」
「えーっ!こちらはローレライ教団の導師イオンであらせられますよ!」
「通してくれたっていいだろ!」
アニスとルークが言うが・・・
「いえ。これが罠とも限りません。たとえダアトの方でもお断りします」
「皆さんはここで待っていて下さい。私が陛下にお会いできればすぐに通行許可を下さいます」
「それまでここに置いてけぼりか。まあ仕方ないさ」
「・・・ちぇっ」
ガイに言われてルークが引き下がる。・・・そのまましばらく経ち・・・
「・・・遅いな、ジェイド」
俺はぼやく。
「ただ待つのも結構大変ですわね」
バキィン・・・
「ぐわぁぁ・・・!」
俺達は一斉に立ち上がる。
「今のは・・・!?」
「悲鳴ですの・・・」
「行ってみるか」
黒羽がそう言うのと同時に俺達は走り出す。・・・その途中、マルクト兵が倒れていた。
「しっかりなさい!」
「神託の盾の兵士が・・・くそ・・・」
そう呟いてマルクト兵の首がガクンと下がる。
「神託の盾・・・まさか兄さん・・・?」
「グランコクマで何をしようってんだ?」
「まさかセフィロトツリーを消すための作業とか?」
「いえ、このあたりにセフィロトはない筈ですが・・・」
イオンの言葉にルークが返す。
「話してても拉
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