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真似と開閉と世界旅行
帰還〜
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かないわ」

「そうですね。敵に見つかったら新手を呼ばれないよう」

「・・・殺るしかなくなるな」

「・・・気が重いな」

「でも、戦争が起きたらもっと人が死ぬ・・・わたしはそんなのはもう嫌です」


・・・神託の盾を警戒しながら進み、見つかったのなら迅速に鎮圧する。・・・そしてその際にイオン達の居場所を聞き、その部屋に入る。

「イオン!ナタリア!無事か?」

「・・・ルーク・・・ですわよね?」

「アッシュじゃなくて悪かったな」

「誰もそんなこと言ってませんわ!」

「イオン様、大丈夫ですか?怪我は?」

「平気です。皆さんも、わざわざ来てくださってありがとうございます」

「今回の軟禁事件に兄は関わっていましたか?」

「ヴァンの姿は見ていません。ただ、六神将が僕を連れ出す許可を取ろうとしていました。モースは一蹴していましたが・・・」

「セフィロトツリーを消すためにダアト式封咒を解かせようとしてるんだわ・・・」

「・・・ってことは、いつまでもここにいたら総長達がイオン様を連れ去りに来るってこと?」

「そういうこった。さっさと逃げちまおうぜ」

俺達は急いで丘まで逃げる。


「追っ手は来ないみたいだな」

「公の場でイオン様を拉致するような真似はできないのだと思うわ」

「でもぉ、この後どうしますかぁ?戦争始まりそうでマジヤバだし」

「バチカルへ行って伯父上を止めればいいんじゃね?」

「忘れたの?陛下にはモースの息がかかっている筈よ。敵の懐に飛び込むのは危険だわ」

「私はセントビナーが崩落するという話も心配ですねぇ」

「キムラスカもダアトも駄目となると・・・」

俺が言うとイオンが頷く。

「ピオニー陛下にお力をお借りしてはどうでしょう。あの方は戦いを望んでおりませんし、ルグニカに崩落の兆しがあるなら、陛下の耳に何か届いているのでは」

「そ、それしかないと思います」

「んじゃ、行くか。・・・っと、船は?」

「アッシュがタルタロスをダアト港に残してくれました。まずは港へ向かいましょう」


・・・だが、マルクトの首都、グランコクマの港は閉鎖されているので、近くの陸から上がることになったのだが・・・

ドガァン!

「きゃあっ!」

「沈んじゃうの?」

「見てきます」

「俺も行く。音機関の修理なら多少手伝える」

二人は機関室に走っていく。

「ご主人様、ボクは泳げないですの・・・」

「・・・知ってるよ。大丈夫。沈みゃあしないって」


『・・・機関部をやられましたが、ガイが応急処置をしてくれて何とか動きそうです』

『一時的なモンだ。できれば何処かの港で修理し
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