第五章
[2/2]
[8]前話 [9]前 最初
かったね」
「烏さんも食べたかな」
「森の方で木の実をね」
それを食べたというのです、牧場から離れた場所に見せるその森を見ながらの言葉です。
「一杯食べたよ」
「じゃあ烏さんも幸せだよね」
「うん、僕も幸せだよ」
「だよね。皆と一緒に優しい牛さんやオーナー達に囲まれてね」
「落ち着いた場所にいられて」
「それで美味しいものをお腹一杯食べられたらね」
「それで凄く幸せだよ」
「その通りだね」
烏さんも言いました。
「じゃあ僕もね」
「烏さんもだよね」
「ここに兄弟を呼んでいいかな」
こうタロに尋ねたのです。
「そうしてね」
「いいよ、じゃあ皆で今はね」
「ここで昼寝をしてね」
「楽しくね」
タロはここでもこの言葉を出しました。
「凄そうね」
「そうしようね」
こうお話をしてそうしてでした。
烏さんは自分の兄弟も呼んでそのうえでタロ達と一緒にお昼寝をしました、牧場の牛さんや豚さん、鶏さん達もです。皆のどかな牧場で幸せに過ごしたのでした、何時までも何時までも。
幸せな犬 完
2013・2・20
[8]前話 [9]前 最初
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ