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ドラクエX主人公に転生したのでモテモテ☆イケメンライフを満喫できるかと思ったら女でした。中の人?女ですが、なにか?
一部:超絶美少女幼年期
三十三話:ひとつの恋の結末
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の気持ちは、別だよね!
騙されてたわけだしね!
そこ割り切れるほど、大人じゃないよね!
大人に、されてしまったわけだけどね!!
正論ではもう無理なので、雰囲気で流してみるとしましょう!
ちょっと声のトーンを落として、言います。
「……だから、いなくなりました。ザイルくんに、ゆるしてもらえないと、おもって。いなく、なりました」
「……!」
意味がちゃんとわかってるとは思えませんが、雰囲気の変化にザイルがピクリと反応します。
よし、そのまま流されろ!
「あのひとは、もう、いません。このあと、どうしようかなんて。かんがえなくても、いいんです。もう、なにも……できないんですから」
「……もう……」
表情に、喪失感を滲ませるザイル。
失ってなかったら投げ捨てたくなったかもしれないなんてことには、気付かなくていいんですよ!
「あのひとは、おんなとして、ザイルくんを、すきになった。ザイルくんは、おんなの、あのひとを、すきになった。そして、もう、おわったんです。……それで、いいじゃ、ないですか?」
「……」
少なくともその時は、美女だったんだろうから。
綺麗な想い出に、しておけばいいじゃない?
「ザイルくんは、あのひとが。すき、だったんでしょう?」
そんなような気になってただけかもしれないけど、どっちにしろ確認できないから大丈夫!
「……はい。ドーラ様。ありがとう、ございます。オレなんかの、ために……!」
涙でも滲んできたのか、盛んに瞬きを繰り返す、ザイル。
……ヤバい、面白い!
笑いたい!!
さすがに笑いだしたら台無しなので、慈愛に満ちた笑みに変換して笑いを逃がします。
「(思いっきり楽しませてもらったから)いいんです。さあ、もう、いってください。おじいさんが、しんぱい、してますよ?」
早く大声で笑いたいので、とっとと立ち去ってください。
「ありがとうございます、ドーラ様!本当に、ありがとうございました!!」
感激したように私を暫しじっと見つめた後は、一切こちらを振り返らずに走り去って行く、ザイル。
きっと、涙を流しているのを、見られたくないんですね……!
……笑いたい!
もう、笑いたい!
でも、ベラがいる……!!
「……ぷッ……」
あれ?
私まだ、我慢できてるよね?
「………あはははは!ちょ、ドーラ!酷すぎ!面白がりすぎ!面白すぎ!!」
ああ、ベラか!
ベラは、勘がいいからね!
バレてたなら、もういいか!
微笑みに抑えてた顔を、思いっきり笑いの形にします。
「ウソは、いってませんよ?」
「だけど、完全に!ザイルのことは、面
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