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ドラクエX主人公に転生したのでモテモテ☆イケメンライフを満喫できるかと思ったら女でした。中の人?女ですが、なにか?
一部:超絶美少女幼年期
三十二話:どこの世界でもいるものです
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で姿を変えて、女として生きていこうと思った。
周りは弱い魔物ばかりで、相対的に強くなり、オカマ扱いからも解放されて、気が大きくなっていた。
女性としての過去の設定を作るうちに、調子に乗ってしまった。
ちなみにその設定は、人並み外れた美貌と強い力を持つ故に高嶺の花として扱われ、周囲から孤立してしまった孤高の美女。
人に避けられているうちに、やがて人そのものが煩わしくなり、生命の気配が薄く、全てを雪で埋めつくしてくれる静かで美しい季節、冬を愛するようになる。
氷の美貌と心を持つ、そんな彼女の二つ名は。
誰が呼んだか、雪の女王。
……えーと。
つまり、厨二病ですか?
あの禍々しさは、邪気ですか??
「まものに、しねって、いわれたら。にんげんは、ほんきに、しますよ?」
「すみませんでした……」
「ころすつもりがないのに、どうして、こうげきしたんですか?」
「痛め付けて、口止めしようかと……」
「さいしょから、みせなければ、よかったですよね?」
「役作りで、つい……勢いで」
そんなノリであんな苛烈な攻撃加えられたら、笑えないんですが。
「ころしは、しませんけど。おはなしが、ひつようですね?」
「本当に、すみません……」
そんなわけで本日二度目のお説教を開始する、私。
愛は無いことはザイルと変わりありませんが、過去の話には同情すべきところもあり。
かと言ってやったことは、簡単に許されるようなことでは無く。
自分が散々痛い目にも遭ったので、熱も入ります。
が、まあ妙に細かい設定とか考えつくだけあってザイルほどのお馬鹿さんでは無いため、理解が早く。
不可抗力で与えてしまった死の恐怖のせいもあって、十分に反省もしており。
必要なお話は割と早く済んだので、あまり必要では無いことを聞いてみます。
「ザイルくんは、どうして、あんなふうに、なってるんですか?」
いまだになにかの衝撃から立ち直れずに、ブツブツ言ってるんだけど。
単に唆されて盗みを働かされただけにしては、おかしくね?
「そ、……それは……」
ポッと頬を赤らめる、オカマさん。
……ああ。
わかったかも。
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