暁 〜小説投稿サイト〜
転生物語―魂の力―
DS編
目覚め〜ガーゴイル討伐
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破竹の勢いで探索を勧めていった。途中、出会った鍛冶師に装備の強化及び彼の販売していた武具を購入するために近隣の亡者兵士やバルデルの亡者騎士を狩っていたが、今日ついに鐘を目指して歩を進めた。
 現在の俺の装備は塔のカイトシールドにクレイモア。防具は変わらずだ。

「さて、行くか」

 金色のサインを見つけた俺はソラールの霊体を呼び出し、先へと進む。無論、既に武器は既に鞘から抜いている。

「気づいているぞ」

 あたかもオブジェの一部かのように塔に潜んでいるその存在。”鐘のガーゴイル”。不死人の前に立ちはだかる、鐘の番人。

「悪いが、早々に片付けさせてもらう!」

 俺は城下不市街で手に入れていた黄金松脂を使い、クレイモアに雷の力を付与する。霊体のソラールも既に武器を抜き放ち万全の体制だ。これで、負けるはずがない。
 戦いは一方的だった。クレイモアを振るい、ガーゴイルに大きなダメージを与えていく俺と、その隙を見ては”雷の槍”と呼ばれる奇跡を使い援護に回るソラール。元々ガーゴイルには雷の属性が効きやすかった事もあり、二体目が戦線に参加する前に一体目を撃破。二体目は元々損傷していたためさっくり降すことができた。

「ありがとう。助かったよ」

 消えゆくソラールの霊体に礼を言い、俺は鐘を鳴らすべく梯子を登っていく。そして、ついに鐘へとたどり着きそれを鳴らした。

「これで・・・・・・」

――半分だ
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